映画・DVDを、管理人の独断と偏見で辛口評価!たまに音楽・書籍評価もあります。

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ララピポ

2009 - 08/18 [Tue] - 16:44

「ララピポ」DVD鑑賞★☆
監督:富野雅之
製作:日本、2008年
出演:成宮寛貴、村上知子、中村ゆり、吉村崇、皆川猿時、濱田マリ、他

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(2009/07/10)
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風俗専門のスカウトマン、一流大学卒の引きこもり、マニア向けアダルトAVの女優、カラオケ店で働くオタク青年など、お互いを知らずに都会の片隅に生きる6人の男女の人生が少しずつ交錯し、思わぬ事態が勃発する。【MovieWalker】

奥田英朗の同名小説を映画化したポップなセックス・コメディ。世の中の最下層で生きているような人間を、下品でただハイテンションに描写しているだけで全く笑えません…。まず6人のエピソードを時間内に断片的に納められているだけという印象しか残らない。もちろん内容もポップな映像ばかりが目立つだけで取り分けて共感できたり考えさせられるようなモノがない。作品の冒頭で「この世界には二種類の人間しかいない」というような台詞があるのだが、作品を楽しめる人間よりも不快に感じる人間の方がはるかに多いように思えてならない。そもそも人間を2種類にしか分類しようとしない浅はかな考えが理解できないものです。スカウトマン、AV嬢、引きこもり、オタクなど、ダメ人間ばかりが続々と登場してくるので、鑑賞側は登場人物達と比べればまだ自分達の方がまともな生活をしていると感じる。しかし他と比べても隣の芝生は青く見えるだけであり、現状からいかに上を目指したり、もがき苦しむかはその人次第。向上心に欠けているのも問題だが、向上心ばかりで今を見失ってしまうのもどうかと考えてしまう。登場人物たちを観ていると滑稽かもしれないが、到底笑えるようなレベルの作品ではないように感じる。

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ラースと、その彼女

2009 - 08/10 [Mon] - 11:46

「ラースと、その彼女」DVD鑑賞★★★
原題:Lars and the Real Girl
監督:クレイグ・ギレスビー
製作:アメリカ、2007年
出演:ライアン・ゴズリング、エミリー・モーティマー、ポール・シュナイダー、ケリ・ガーナー、パトリシア・クラークソン、他

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田舎町に住む内気な青年ラースが兄夫婦に恋人ビアンカを紹介する。ところがビアンカは等身大の人形だった。ラースがおかしくなったと心配した兄夫婦は、医師や地元のコミュニティに相談を持ちかける。【MovieWalker】

アカデミー賞脚本賞にノミネートされて話題になった一風変わったヒューマン・ドラマ。ネットで注文したリアルドールに恋する内気で心優しい青年と、そんな彼を取り巻く人々の様子が心温まる。この手の人形といえば、男の性欲を満たしてくれるダッチワイフなどを連想してしまう。あまりこういった人形などには興味がないので知らないが、最近のはとても精巧にできているものだとある意味関心してしまう。主人公であるラースは、トラウマがあるために昔から精神的にも肉体的にも人に接するのが大の苦手。しかし心優しいラースは町の人気者であり、彼が独り身で彼女が居ないことを皆心配している。兄夫婦も心配しラースを気遣っているのだが、突然自分の彼女だと紹介されたのが等身大のリアルドール。まず普通の人ならば理解できずに驚くだろう。兄夫婦もいよいよラースがおかしくなってしまったと思い彼を病院に連れて行き、町全体で人形であるビアンカを受け入れようと努力していく。昔は当たり前だった近所付き合いなど、人と接する機会がめっきりと減ってしまった現代社会。人に対する優しさや愛情などといった、気薄になってしまった人間関係をラースや町の人々からとても強く感じられる。こういった温かい描写がなければただの理解に苦しむキチガイマニア作品だったのではないかと感じる。ラースという純粋な青年から、繊細でいてとてもシンプルではあるが深く心に響くモノを教えられたような気がする。しかし腑に落ちない部分もあり、単純に何も考えずに鑑賞したら、この作品は面白いのか疑問に思ってしまうのが不思議でならない…。心の問題ということもあるためか、どこか問題に曖昧な形だったために終始しっくりとこない感じが消えなかった。ユーモアでいて丁寧な人間関係を描いているのは評価できるが、どうしても人形に恋する気持ちだけは分からなかった。

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やがて復讐という名の雨

2009 - 06/26 [Fri] - 20:50

「やがて復讐という名の雨」DVD鑑賞★★
原題:MR 73
監督:オリヴィエ・マルシャル
製作:フランス、2007年
出演:ダニエル・オートゥイユ、オリヴィア・ボナミー、カトリーヌ・マルシャル、フランシス・ルノー、他

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(2009/05/08)
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暗い過去を背負うマルセイユ市警の刑事・シュナイデル。連続殺人事件の捜査に没頭する彼は、被害者にある共通点を見出し…。

「あるいは裏切りという名の犬」のオリヴィエ・マルシャル監督、ダニエル・オートゥイユ主演によるハードボイルドアクション。前作が気に入っていたので、今回も期待しながら鑑賞したのだが、前作程の満足感を得ることは出来なかった。原題のMR73はこの作品中に出てくる拳銃のこと。それをここまで洒落た邦題にしたのは見事だと思うのだが、どうも内容はスマートにはまとまっていないような気がする。泥臭くて人間味溢れるシュナイデル刑事を演じたダニエル・オートゥイユの演技力は見事なのだが、どうも前作と微妙にリンクしているような感覚にさせられる。しかも脚本も上手くまとまりきれていないせいか、いまいち作品に乗り切れず何度もダルさを感じてしまう。実話をベースに製作されており、あの独特の世界観を引き出してはいるのは素晴らしい。序盤から残虐映像も多く、顔を背けたくなるようなシーンも多い。連続強姦殺人事件と25年前の事件をトラウマとしている女性の話が同時進行していくのだが、これといって共通点を見い出すことも出来ずに、ラストはなんだが強引に話を収束してしまった感じが漂っている。無理矢理ストーリーを重厚感あるものに仕上げようとした感じを強く受けた作品。期待していただけにちょっと残念でした。

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ラフマニノフ ある愛の調べ

2009 - 06/04 [Thu] - 15:19

「ラフマニノフ ある愛の調べ」DVD鑑賞★★
原題:Lilacs
監督:パーヴェル・ルンギン
製作:ロシア、2007年
出演:エフゲニー・ツィガノフ、ビクトリア・トルガノヴァ、ヴィクトリヤ・イサコヴァ、ミリアム・セホン、アレクセイ・ペトレンコ、他

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1920年代、亡命先の米国でツアーを行うラフマニノフは、妻に支えられながらも心身ともに疲れきっていた。ある日、送り主不明の花束が届き、彼の脳裏にロシア時代に愛した女性たちの記憶がよみがえる。【MovieWalker】

天才音楽家セルゲイ・ラフマニノフの波乱の人生を描いた伝記ドラマ。最近ですと「のだめカンタービレ」などでも彼の曲が使われていたりとお馴染ではあるのだが、彼の人生に何があったかまでは知らなかった。天才ピアニストにして天才作曲家を陰で支えた三人の女性達。今尚愛され続けている名曲に秘められた想いというものを描こうとしているのだが、どうもうまく描ききれていないような気がする。加えてロシア革命やアメリカへの亡命、作曲家としての危機など、今まで知らなかった波乱に満ちた人生を送ったことが窺える。しかし全てにおいて、何を表現したいのかが明確に伝わってこないのが痛い。アメリカでの興行での移動映像を意味もなく古い映像などにしており、作品全体も色あせて薄っぺらいもののように思えてきてならない。音楽家としての華やかな演奏や華麗な技巧を駆使する姿もごく僅かのシーンしかなく物足りなさが残ってしまう。セルゲイ・ラフマニノフという男が生きた時代背景を中心に描いたのだろうが、それならばラストでいいわけのようなクレジットは不必要でしかない。この手の芸術家達の伝記作品を観るならば多少の知識は必要不可欠なのだろうが、映画としてはどうも面白味に欠けてしまう部分ばかりが目立っているように感じられる。久しぶりに鑑賞中寝てしまった作品。

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わが教え子、ヒトラー

2009 - 04/27 [Mon] - 15:44

「わが教え子、ヒトラー」DVD鑑賞★★★☆
原題:Mein Fuhrer
監督:ダニー・レビ
製作:ドイツ、2007年
出演:ウルリッヒ・ミューエ、ヘルゲ・シュナイダー、シルベスター・グロート、アドリアーナ・アルタラス、シュテファン・クルト、他

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(2009/04/24)
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第2次大戦末期、心を病んだヒトラーは執務室に引きこもっていた。彼の演説で国民の士気を高めたいナチス幹部は、ユダヤ人教授グリュンバウムを担ぎ出し、ヒトラー再生のトレーニングを命じる。【MovieWalker】

第2次世界大戦末期のドイツを舞台に、すっかりヤル気を失ってしまったヒトラーと、彼にスピーチを指導していくユダヤ人の元演劇教授のちょっとおかしな関係を描いていく。ヒトラー作品はたくさんあるが、こういったコメディもののブラックユーモア満載の作品ははじめて観たかもしれない。ヒトラーに発声指導していたボイストレーナーが実在するという史実を基として、そこからイマジネーションを膨らませて作られたフィクションなのだが、やはり今でもヒトラーを語るには多少なりともデリケートな部分を持ち合わせているのだろう。冒頭にある、史実すぎるために歴史の本には出てこないという一文がそれを物語っている。ダニー・レビ監督自身がユダヤ人であり、ここまで笑いをふんだんに取り入れてヒトラーやその幹部達、またはドイツ全体を虚仮にしたような描きかたは滑稽である。時間の経過とともに、こうして戦争映画で笑いを描くことが出来るのはいいことだと思うが、根底には決して忘れることの出来ない深い悲しみが今も尚あるのだろうとも考えさせられる。同胞のためにヒトラーを殺すか生かすかで葛藤する教授と、心身共に衰弱し、自信喪失状態でありながら部下達に祭り上げられているだけの哀れなヒトラーの密室でのやりとりの様子がおかしい。やや人を食ったような部分が目立つかもしれないが、こういった喜劇のような見せ方や冗談で描かれていく独自の世界観は見事だと感じる。独裁者として描かれるヒトラー映画も魅力的だが、こうした奇想天外な発想の作品もユニークで面白味がある。

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レッドクリフ Part II ?未来への最終決戦?

2009 - 04/12 [Sun] - 19:21

「レッドクリフ Part II ?未来への最終決戦?」★★★★
原題:赤壁 決戦天下
監督:ジョン・ウー
製作:アメリカ・中国・日本・台湾・韓国、2009年
出演:トニー・レオン、金城武、チャン・フォンイー、チャン・チェン、ビッキー・チャオ、フー・ジュン、中村獅童、リン・チーリン、ユウ・ヨン、ホウ・ヨン、トン・ダーウェイ、ソン・ジア、バーサンジャブ、ザン・ジンシェン、チャン・サン、他
redcliff2
赤壁での決戦を目前に曹操軍では疫病が蔓延していた。その事を知った連合軍の劉備は被害を防ぐために撤退を決意する。弱体化した連合軍の司令官・周瑜はそれでも戦いをあきらめず、彼らの陰で女たちも立ち上がる。【MovieWalker】

三国志史上最も有名な合戦である「赤壁の戦い」を映画化した前作「レッドクリフ Part I」の後編。前作を観なかった方と一緒に鑑賞したのだが、これからいよいよ本格的な戦いが始まるので、前作を正直観なくても楽しめるようです。結論から言ってしまえば、あまり二部作にした意味がないようにしか思えない。今回もトニー・レオン演じる周瑜と金城武演じる孔明をメインにして、赤壁の戦いへと進んでいく。前作の人間ドラマや顔見世程度の演出から、今回はジョン・ウー監督お得意の大規模な爆発やスローモーションを多用したアクションで多くの見せ場を描いている。この赤壁の戦いは、80万の曹操軍にいかにして5万の兵力で打ち負かすかが見所となってくるのだが、圧倒的なパワー攻撃に対して周瑜と孔明の頭脳を用いて追い詰めていく過程が面白い。原作にもある10万本の矢のエピソードをはじめとして、孔明の天候を読む力が勝敗を大きく左右していく。こうした理に適った作戦を展開していくことによって、クライマックスでの2000隻の船団の炎上とともにボルテージも最高潮へと達する。今回、周瑜の妻である小喬や孫尚香の女性陣の活躍を描くことによって、戦いにちょっとしたアクセントをつけているのだが、正直この手の安っぽいドラマはあまり好きではなかった。監督お得意の爆破シーンも、あれだけ派手に爆破していれば興奮の度合いも増すのだが、少々調子に乗りすぎてやりすぎたようにも感じられる。それでもあれだけの合戦を緊張感溢れるシーンで観られたことに満足。あたり一面が炎で多い尽くされる中、勝者はいないという台詞が多くの命を喪った戦いの終焉を物悲しく語っているように感じられる。

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リダクテッド 真実の価値

2009 - 04/09 [Thu] - 21:35

「リダクテッド 真実の価値」DVD鑑賞★★★
原題:Redacted
監督:ブライアン・デ・パルマ
製作:アメリカ、カナダ、2007年
出演:ロバート・デバニー、イジー・ディアズ、パトリック・キャロル、ダニー・シェルマン、ケル・オニール、他

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(2009/03/06)
パトリック・キャロルロブ・デヴァニー

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2006年、イラクの米軍駐留地で兵士サラサールがビデオ・ダイアリーを撮り始める。緊張と退屈が入り交じる日々を捉えた彼のカメラは、やがて仲間たちが引き起こした恐ろしい事件を記録することに。【MovieWalker】

プライベートビデオやユーチューブなどの映像を用いて、2006年にイラクで起こったアメリカ兵が14歳の少女をレイプした末に、彼女を含む家族4人を惨殺した実際の事件を基に製作された作品。戦争がもたらす副産物は様々だが、こういった残虐性の強い事件を改めて思い知らされると怒りと哀しみが心の中で混同としてしまう…。冒頭の字幕に、事実に基づくフィクションであることが映し出されているのだが、言葉だけでは到底伝えきれない重々しい空気が作品からは終始漂ってくる。イラクでの戦争体験を映像日誌としている若い兵士の映像を軸に、フィクション映像を織り交ぜながら擬似ドキュメンタリー的な部分を取り入れて、真実を独自の映像で伝えている。正直この手の手法はあまり好きではないので、何度も睡魔に襲われてしまいました。映像は戦争の悲惨さを伝えようとしているが、どうもボクにはあまりうまく伝わってこないような気がしました。安全な国に何不自由なく生活しているということもあるが、実際に戦地へ赴いてみないと分からないモノが存在するのだろう。戦争は人を狂わせ哀しみしか残さない。そんな事を人間はいつまで続けていくのだろうと考えてしまう。斬新な映像を駆使した作品だったが、どうも好きにはなれそうもない感じの作風でした。

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ワルキューレ

2009 - 03/23 [Mon] - 18:39

「ワルキューレ」★★★
原題:Valkyrie
監督:ブライアン・シンガー
製作:アメリカ、ドイツ、2008年
出演:トム・クルーズ、ケネス・ブラナー、ビル・ナイ、トム・ウィルキンソン、カリス・ファン・ハウテン、トーマス・クレッチマン、テレンス・スタンプ、エディ・イザード、ケビン・マクナリー、クリスチャン・ベルケル、ジェイミー・パーカー、デビッド・バンバー、トム・ホランダー、デビッド・スコフィールド、ケネス・クランハム、ハリナ・ライン、ベルナー・ダーエン、ハーベイ・フリードマン、他
valkyrie
爆撃で左目を負傷しながらも、祖国のために我が身を捧げる男シュタウフェンベルク大佐。ヒトラーによる独裁政権に疑問を抱き、ヒトラーの暗殺を企てるが、それは過去40回以上も失敗してきた至極困難なミッションだった。【MovieWalker】

誰しも一度はヒトラーという名前を耳にしたことがあるであろう。今更彼のことを説明するまではないだろうが、冒頭で余計な説明文が表示されているのが理解に苦しむ。この話は実際にあったヒトラー暗殺計画。第二次大戦時の1944年7月20日、ナチスのクラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐を首謀者として決行されたヒトラー暗殺計画を題材にして製作されたもの。過去に40回以上もあったとされるヒトラー暗殺計画。しかし歴史上ヒトラーは暗殺されていないので、この作品を観賞する前から作戦が失敗することは百も承知していること。そのことを前提として鑑賞すると、トム・クルーズ演じるシュタウフェンベルク大佐の異状なまでのテンションの高さに白けてしまう…。失敗してしまう作戦を、どう緊張感を漂わせて描いていくかが重要になってくるのだが、どうもハリウッド的な感覚なのか変にシュタウフェンベルク大佐を美化しすぎてヒーローに祭り上げているように感じてならない。ヒトラーの独裁政権をどうやって打ち崩していくのか?その過程で、首謀者が軍の中の誰を騙して誰を作戦に引き入れていくのかが見所となってくる。個性の強い脇役たちが揃っていたが、どうもトム・クルーズを前面に出しすぎてしまっているために、彼らの毒々しさが薄れてしまっている。作戦過程はある程度スリリングを味わえるが、人間ドラマが妙にあっさりとしすぎているために、全てにおいてとんとん拍子に話が進んでいき面白味にかけてしまう。もう少しなぜこの作戦が失敗に終わってしまったのかを丁寧に描ききって欲しかったと感じてならない。

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闇の子供たち

2009 - 03/17 [Tue] - 20:30

「闇の子供たち」DVD鑑賞★★★★
監督:阪本順治
製作:日本、2008年
出演:江口洋介、宮崎あおい、妻夫木聡、プライマー・ラッチャタ、プラパドン・スワンバン、塩見三省、鈴木砂羽、豊原功補、佐藤浩市、他

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(2009/02/25)
江口洋介宮崎あおい

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タイで日本人が臓器移植手術を受ける事になり、提供者の子供が生きたまま臓器をえぐり取られるという衝撃の事実を知った記者の南部。彼は社会福祉センターで働く恵子とともに、姿を消した少女の行方を探るのだった。【MovieWalker】

梁石日原作の小説を映画化した「闇の子供たち」は、日本から地図でわずか数十センチ離れた場所にあるタイの裏社会を赤裸々に描き、深刻な社会派ドラマに仕上がっている。正直観賞後は気分が悪くなってしまいます…。日本新聞社のバンコク支局駐在の南部が、東京本社からタイの臓器密売の調査を依頼されたことによって、幼児売買春、幼児虐待、臓器売買などといったタイで横行されている知られざる闇の部分に切り込んでいく。こういった非人道的な問題などは、今までも度々小耳に挟むこともあった。しかし、こうして実際に映像として見せられると、言葉が悪いが胸くそが悪くなってしまい目を背けたくなるような映像ばかり。まだ小さな子供たちが鉄格子の中に押し込められて、モラルのないバカな大人たちの性の玩具とされ、あまりにもむごい性癖の数々を強要される。そしてエイズになり使い物にならなくなったらゴミ袋に入れられて捨てられてしまう。金で子供を買い、死んでもまた金で解決しようとする客の姿は、もはや人間の姿をした獣以下としか思えない。こうした最低なクズである需要側には、少なからず日本人も含まれている。加害者の多くは先進国の人間であるという事実を深刻に受け止め、根絶の為の具体的な解決策を早く見つけ出さねばならないと痛感する。社会に潜む闇を描き出し、世の中の理不尽さを見せ付けられた作品。ただ、あまりにも内容が重過ぎる…。

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余命

2009 - 02/08 [Sun] - 21:50

「余命」★★★
監督:生野慈朗
製作:日本、2008年
出演:松雪泰子、椎名桔平、橋爪功、宮崎美子、かとうかず子、奥貫薫、市川実和子、林遣都、二階堂智、他
yomei
外科医の滴は結婚10年目にして待望の赤ちゃんを授かる。しかし、結婚前に患った乳ガンが再発。子供をあきらめて治療に専念するか、それとも症状の進行を早めることになっても出産するかの厳しい選択を迫られることに。【MovieWalker】

谷村志穂の同名小説を基に映画化された作品。鑑賞前は泣かせる作品かと勝手に想像していたが、乳がんが再発した妻と、その妻を愛し支え続けていく夫の人間ドラマ的要素が強い作品に感じられました。主人公である滴は38歳の外科医であり、10年前に乳がんで右胸を全摘出している過去を持つ女性。子供を諦めて結婚生活を送っていたが、10年目にして待望の赤ちゃんを授かる。妊娠を諦めていた夫婦にとって、子宝は最高の喜びだったと思う。愛する夫と幸せを味わっていたのだが、そんな幸せも束の間、乳がんが再発してしまう…。年齢的にも妊娠は最後のチャンスであるが、出産を選択すればがんの進行を速めてしまう。出産を諦めて治療に専念すれば、もう愛する人の赤ちゃんを産むことが出来ない。自分自身が外科医であるからこそ、二つの選択の狭間で大きく揺れ動く心境。これは男であるボクには、絶対に分からないことだと思う。苦渋の決断を迫られながらも、自分の心を強く持ち、芯の強い女性を演じた松雪泰子の演技は見応えがある。しかし、病魔に侵されていっても、美しすぎてある意味信憑性にかけているようにも感じられる。病気を一人で抱え込み、再発したことを夫に知らせずに、急に態度を変えていく姿は考えさせられた。男の立場からすれば打ち明けて欲しいと思うし、精神的に急激に追い込まれていくのはかなり辛いものがある。その裏にある滴の考えも理解できるが、この態度の変化は賛否両論になるかと思う。壮絶な決断に迫られ、葛藤の中での彼女の出した答えは、死に向かっていく命から新たに産まれて来る命へのメッセージなのかもしれない。命の尊さを感じさせてくれた作品。

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プロフィール

ワールダー

Author:ワールダー
性別:男
年齢:1970年代後半
血液型:B型
好物:ビール、和食、刺身
趣味:映画鑑賞、音楽鑑賞、読書、ドライブ、ビリヤード、スノーボード

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