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告白
2008 - 11/06 [Thu] - 18:12
わが子を亡くした女性教師が、終業式のHRで犯人である少年を指し示す。ひとつの事件をモノローグ形式で「級友」「犯人」「犯人の家族」から、それぞれ語らせ真相に迫る。
第29回小説推理新人賞受賞作である、「告白」を読んでみました。著者である湊かなえさんはまだ新人作家ならしいのだが、新人らしからぬ圧倒的な世界観をこの作品で表現しているように感じられる。この作品は六章から構成されているのだが、第一章である「聖職者」は圧巻。我が子を自分が勤めている学校のプールで亡くした女性教師が、終業式のホームルームで自分の受け持つクラスに居る犯人を示しだす。事件をモノローグ型式でそれぞれの人物に語らせていくのだが、そこから次第に事件の真相に迫っていく。この時の感覚は、なんとも恐ろしいのだが、ページをめくる手のスピードは徐々に進んでいってしまう。辞職した女性教師が蒔いた種は、徐々に侵食しはじめていき、やがては花を咲かせる。しかし大切な愛娘を失った悲しみは、復讐したからといって完全に消え去るものではない。失った命は、もう戻らないのだから…。モラルについて深く考える部分が多かった。シンプルな構成のようではあるが、ラストに背筋がゾッとするような悪寒が走った。悪意と不条理が漂うのだが、どんどん作品に引き込まれていってしまう。読後感がこんなに悪いのに面白かった作品です。
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湊かなえ(著) 「告白」★★★★
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第29回小説推理新人賞受賞作である、「告白」を読んでみました。著者である湊かなえさんはまだ新人作家ならしいのだが、新人らしからぬ圧倒的な世界観をこの作品で表現しているように感じられる。この作品は六章から構成されているのだが、第一章である「聖職者」は圧巻。我が子を自分が勤めている学校のプールで亡くした女性教師が、終業式のホームルームで自分の受け持つクラスに居る犯人を示しだす。事件をモノローグ型式でそれぞれの人物に語らせていくのだが、そこから次第に事件の真相に迫っていく。この時の感覚は、なんとも恐ろしいのだが、ページをめくる手のスピードは徐々に進んでいってしまう。辞職した女性教師が蒔いた種は、徐々に侵食しはじめていき、やがては花を咲かせる。しかし大切な愛娘を失った悲しみは、復讐したからといって完全に消え去るものではない。失った命は、もう戻らないのだから…。モラルについて深く考える部分が多かった。シンプルな構成のようではあるが、ラストに背筋がゾッとするような悪寒が走った。悪意と不条理が漂うのだが、どんどん作品に引き込まれていってしまう。読後感がこんなに悪いのに面白かった作品です。
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>藍色さん
こんばんは!はじめまして藍色さん。
あまり期待せずに読み始めましたが、どんどんと作品の世界観に引き込まれていく内容でした。湊かなえさんの次回作も読んでみたいと思いました。
コメント&TBありがとうございました。
こんばんは!はじめまして藍色さん。
あまり期待せずに読み始めましたが、どんどんと作品の世界観に引き込まれていく内容でした。湊かなえさんの次回作も読んでみたいと思いました。
コメント&TBありがとうございました。
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告白 湊かなえ
装幀は片岡忠彦。第29回小説推理新人賞の「聖職者」に、追加掲載と書き下ろし。
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