映画・DVDを、管理人の独断と偏見で辛口評価!たまに音楽・書籍評価もあります。

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横道世之介

2009 - 11/27 [Fri] - 20:02

吉田修一(著) 「横道世之介」★★★★☆

横道世之介横道世之介
(2009/09/16)
吉田 修一

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なんにもなかった。だけどなんだか楽しかった。懐かしい時間。愛しい人々。吉田修一が描く、風薫る80年代青春群像。

大学入学で、長崎から東京へ上京してきた横道世之介の春夏秋冬一年間を描いた物語。80年代とちょっと今とは違いギャップを感じてしまう部分も多々あるのだが、昔も今も何処にでもいるような平凡な主人公である横道世之介という人物が、読み進めていくうちにどんどん愛おしく感じてきてしまう。のんきでいてちょっとお調子者。それでいて人懐っこくて愛敬もある。そして意味もなく前向きでいて不器用な世之介。そんな彼のなんの変哲もなく、特に大きな事件などもない大学生活。上京してはじめての一人暮らしをし、大学で知り合った友人達。サークルにバイトなど、誰でも経験するような出来事に懐かしさすら感じてきてしまう。ダラダラとした日々も時にはあるのだが、なんだか無性にイエスと言い続け生きている彼の生活が微笑ましく思えてならない。20年後の登場人物たちの今も垣間見れ、当時の懐かしさばかりではなく、人生についても色々と考えさせられるものが多い。横道世之介という男の愛おしい記憶の数々に笑顔にさせられてしまう。もう戻らない日々だけに、あの頃がとても懐かしく感じられる。

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イングロリアス・バスターズ

2009 - 11/20 [Fri] - 23:37

「イングロリアス・バスターズ」★★★
原題:Inglorious Bastards
監督:クエンティン・タランティーノ
製作:アメリカ、2009年
出演:ブラッド・ピット、メラニー・ロラン、クリストフ・ヴァルツ、ダニエル・ブリュール、イーライ・ロス、ダイアン・クルーガー、ジュリー・ドレフュス、マイク・マイヤーズ、サミュエル・L・ジャクソン、他
i_basterds
ストーリー:1941年、ナチス占領下のフランスの田舎町で、家族を虐殺されたユダヤ人のショシャナ(メラニー・ロラン)はランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)の追跡を逃れる。一方、“イングロリアス・バスターズ”と呼ばれるレイン中尉(ブラッド・ピット)率いる連合軍の極秘部隊は、次々とナチス兵を血祭りにあげていた。やがて彼らはパリでの作戦を実行に移す。【シネマトゥデイ】

23日までの4日間、本作を観てつまらないと感じて上映開始後1時間以内に退席した観客には鑑賞料金を返却するという「面白さタランかったら全額返金しバスターズ」キャンペーンがなにやら行われているようだが、後ろに座った外人さんたちがあまりにもうるさく体臭も酷かったので途中退席したくなってしまいました…。正直なところあまりタラちゃんの作品は好きではない。どうしても彼の個性が強いので苦手意識が強くなっていたのだが、今回は多少観やすくなったような気がした。それでもタラちゃんらしさは健在で、史実とは明らかに異なった形で戦争というものを描いている。巧みな会話劇やカメラワークを駆使して、なんだか正直訳の分からない展開へと発展していく。予測不可能な展開に呆然としながら鑑賞していたのだが、後ろの席の外人さんたちは所々で爆笑していた。ボクには笑えるようなシーンではなかったのだが、やはり海外の笑いはどうもいまひとつ理解し難いものがあると痛感した。戦争映画でありながら戦闘シーンなどもなく、意味深な会話劇と惨殺シーンの数々。何箇所か引用されたシーンなどもあったが、タラちゃんのファンではないボクのような人にはこの長い上映時間は徐々に苦痛になってきてしまう。個性ある役者が多数出演しており華はあったが、タランティーノ監督好きでなければあまりオススメはしない。だが逆に彼のファンならば楽しめるだろう作品。

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イングロリアス・バスターズ オリジナル・サウンドトラックイングロリアス・バスターズ オリジナル・サウンドトラック
(2009/11/11)
サントラデヴィッド・ボウイ

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新参者

2009 - 11/18 [Wed] - 16:47

東野圭吾(著) 「新参者」★★★★

新参者新参者
(2009/09/18)
東野 圭吾

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日本橋の片隅で発見された40代女性の絞殺死体。着任したばかりの刑事・加賀恭一郎は、未知の土地を歩き回る。

東野圭吾作品ではお馴染みである、刑事「加賀恭一郎」シリーズ最新作。短編のようであり実はその一つ一つが絶妙に絡み合っていく長編。幾分変わったような構成なのだが、日本橋という街並みから家族の様々な問題や、その街に携わる人間模様などが盛り込まれておりとても興味深い内容となっている。人情が溢れ江戸情緒の匂いすら漂う街の一角で見つかった四十代女性の絞殺死体。着任したての加賀刑事が、謎を解き明かすために街の隅々まで歩き、地味な刑事の仕事を着々とこなしていく。亡くなられた女性の様々な想いや悲しみを、人情の街を歩きながら彼女に代わり伝えていく。本格的なミステリーを期待していると肩透かしをくらいそうだが、個人的には心がとても温まるいい話だったと感じる。加賀恭一郎シリーズの中でも、地味ではあるが大好きな作品になった。人情が心に染み渡っていくように、一つ一つの物語りも穏やかに心に沁み込んで来るので、心地良い余韻に浸れる。新たなスタイルを確立したような作品。

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なくもんか

2009 - 11/17 [Tue] - 17:14

「なくもんか」★★★☆
監督:水田伸生
製作:日本、2009年
出演:阿部サダヲ、瑛太、竹内結子、塚本高史、皆川猿時、片桐はいり、鈴木砂羽、カンニング竹山、高橋ジョージ、陣内孝則、他
nakumonka
無茶苦茶な父に捨てられ、幼少期に生き別れた兄・祐太(阿部サダヲ)と弟・祐介(瑛太)は、互いの顔も名前も知らずに成長する。祐太は、東京下町の商店街でハムカツが名物の店を切り盛りし、祐介はお笑い芸人として超売れっ子になっていた。そんなある日、祐太のもとに、初代店主の一人娘・徹子(竹内結子)が突然帰って来る。【シネマトゥデイ】

「舞妓Haaaan!!!」の監督×脚本家コンビが今回作りあげたのは、笑って泣ける人情ホームドラマ。阿部サダヲがハイテンションの演技で2時間走り続けていくのは圧巻。テレビを付ければ阿部サダヲが何かと出演している番組が多い。これだけ個性が強く、なぜか憎めない俳優というのも最近では珍しいものだと感じる。そんな彼が今回演じているのは、両親の離婚後に父親に捨てられても笑顔を絶やさずに、人に頼まれたことは絶対に断わらない究極のお人好しの八方美人。そんな彼には弟と生き別れたという暗い過去がある。今まで一度も会ったことがなく消息は不明。しかしその弟は人気お笑い芸人。母親が死んでから、親戚などをたらい回しにされてもイジメられないように身に付けた笑いで生きてきたという過去を持つ。そんな暗く不幸な過去を持つ兄弟を軸として、絶妙な笑いと涙を使い家族のあり方について描いていく。今回のクドカンの脚本もいつものようにクセが強い。しかし絶妙な笑いと涙の間というものがあり、それを阿部サダヲが見事に演じきっている。そこへ妻役である竹内結子の鋭いツッコミが入り、ヘタなお笑い芸人以上に面白い。下町の人情が漂いまるで寅さんのような雰囲気すらするセットの細かさ。粋な演出にテンションが上がってしまうのだが、中盤以降の泣かせてやるというような雰囲気にどうもいまひとつ乗り切れなかった。全体的に悪くはないと思うのだが、おそらく好みが極端に分かれてしまうかもしれない作品。しかし阿部サダヲのコミカルな演技を見れてとても元気になり、家族についてかんがえさせられた部分が多い。こういったテンポのいい演出は気持ちが良いものです。

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映画「なくもんか」オリジナル・サウンドトラック映画「なくもんか」オリジナル・サウンドトラック
(2009/11/04)
岩代太郎橋本朗子と善人通り商店街の仲間たち

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おと・な・り

2009 - 11/12 [Thu] - 16:38

「おと・な・り」DVD鑑賞★★☆
監督:熊澤尚人
製作:日本、2009年
出演:岡田准一、麻生久美子、谷村美月、岡田義徳、池内博之、市川実日子、とよた真帆、平田満、森本レオ、他

おと・な・り [DVD]おと・な・り [DVD]
(2009/11/04)
岡田准一麻生久美子

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風景写真を撮りたいという夢を抱きながら、友人でもある人気モデルの撮影に忙しい日々を送るカメラマンの聡(岡田准一)。一方、フラワーデザイナーを目指して花屋のバイトをしながら、フランス留学を控えた七緒(麻生久美子)。同じアパートの隣同士に暮らす二人は、いつしか互いの生活音に癒しを感じるようになる。【シネマトゥデイ】

30歳で夢ばかりを追いかけて生活しているのは羨ましくもあり、将来に不安を感じてしまう微妙なお年頃。都会の片隅の隣り同士のアパートに暮らし、それぞれ人生の岐路に立つ30歳の男女。お互いの生活音を耳にしていき、いつしか心が通い合っていくという内容。正直いい年の割りにちょっとメルヘンチックなラブストーリーなのだが、なぜか麻生久美子だと許せてしまう魅力を彼女は持っているように思う。ちょっと変わったタイトルなのだが、どうやら「お隣」と「音鳴り」をかけた言葉のようだ。聡は売れっ子のカメラマンでありながら、本心では風景を撮りたくて人生に迷っている。一方七緒の方はフラワーデザイナーを目指して花屋でバイトをしながら、フランス留学を控えている。何の接点もないような二人なのだが、コーヒー豆を挽く音やフランス語などお互いの部屋から聞こえてくる音だけで惹かれあっていく。お隣さんの音は確かに気になるもの。しかしお互い顔も合わせた事もなく、独身で恋人もいなく30歳という年齢なので、なんだか普通では考えられない設定に少し戸惑ってしまう。嫌でも世の中の見なくていい部分などを見てしまい純粋でないだけかもしれないが、ちょっとボクにはこの設定は無理のような気がしてならない。大人になればそれなりに心の葛藤もあるし、道を模索して迷うこともある。だからこそ癒しというものは必要になってくる。生活音がお互いの基調音であり、そこから恋に発展していくという安易な展開。恥ずかしさをかんじてしまうが、ラストの画像ナシで会話だけのエンドクレジットはなかなか新鮮で良かった。でも内容はちょっと青臭くて苦手かもしれない。

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路上のソリスト

2009 - 11/11 [Wed] - 17:56

「路上のソリスト」DVD鑑賞★★★
原題:The Soloist
監督:ジョー・ライト
製作:アメリカ、2009年
出演:ジェイミー・フォックス、ロバート・ダウニーJr.、キャサリン・キーナー、トム・ホランダー、リサ・ゲイ・ハミルトン、他

路上のソリスト [DVD]路上のソリスト [DVD]
(2009/10/23)
ジェイミー・フォックスロバート・ダウニーJr

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バイオリンを演奏する路上生活者のナサニエル(ジェイミー・フォックス)に出会ったロサンゼルス・タイムズの記者ロペス(ロバート・ダウニー・Jr)。かつてジュリアード音楽院に在籍し、チェロを演奏していたというナサニエルに興味を抱いたロペスは、ナサニエルの人生について調べ始め、連載コラムの題材にしようとする。【シネマトゥデイ】

仕事と人生に行き詰っていた有名コラムニストが、ある日路上生活を送るホームレスが奏でるバイオリンの音色に魅了される。彼はたった2弦しかないヴァイオリンを奏で、人生に行き詰っていた彼の心に一時の安らぎと感動を与える。路上生活者であるナサニエルに出会い、将来有望視されていた彼の天才的な音楽の才能がネタになると思い、彼の人生をコラムにしていく。偶然出会ったホームレスからネタが出来、ある意味利用したようにも感じられるのが不愉快なのだが、記者であるロペスは次第に仕事という枠を超えて彼に手を差し伸べようとしていく。しかしナサニエルの取材を進めていくうちに、彼が将来を嘱望されたチェロ奏者であり、ジュリアード音楽院の学生だった事を知る。そんな彼がなぜ路上生活を送り、たった一人路上で音楽だけは捨てずに生きているのかを知っていく。彼は統合失調症患者であり精神不安定な状態。だからこそ彼を助けたいと強く思ったのかもしれない。しかしこれは見方によっては単なる偽善者のようにも見え、相手からしてみれば余計なおせっかいなのではないかとも見えてしまう。赤の他人だからこそどこまで手を差し伸べていいのか難しいところだが、そんな微妙な関係を二人の演技から垣間見れた。特に統合失調症で不安定さを表現したジェイミー・フォックスの演技には脱帽。こうした素晴らしい演技がなければ、単なる感動の安売りにしかボクには感じられなかったことだろう。実話が基になっており、色々な問題提起されているきわどい内容だが、決して共感しない二人の微妙な関係を観れる作品。個人的にはあまり好きにはなれそうにない。

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プリズン・ブレイク ファイナル・シーズン Disc-11?12

2009 - 11/08 [Sun] - 22:41

「プリズン・ブレイク ファイナル・シーズン」DVD鑑賞★★★★☆
Disc-10 第20話「攻防戦」、第21話「究極の選択」
Disc-11 第22話「決着!」
出演:ウェントワース・ミラー、ドミニク・パーセル、ウィリアム・フィクナー、ロバート・ネッパー、他

プリズン・ブレイク ファイナル・シーズン ブルーレイBOX [Blu-ray]プリズン・ブレイク ファイナル・シーズン ブルーレイBOX [Blu-ray]
(2009/12/18)
ウェントワース・ミラードミニク・パーセル

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とうとうプリズン・ブレイクを最後まで鑑賞してしまいました。何年もこんなにハラハラドキドキしながら観た海外ドラマはこの作品がはじめてかもしれない。組織との最終決戦、そして実の母親との絡みもあり、本当に最後まで息つく暇のない展開。ファンとしてはこれで見納めかと思うと複雑な心境だったが、ある意味納得のいく幕引きだったかもしれないと感じる。ややラストは謎が残る部分が多かったが、そこはやはりネタが用意されている。「ファイナル・ブレイク」なるものが存在し、最終話でシークレットにされていた部分がそこで明らかになる予定。またこの作品が観られるという喜びと、今度で本当に最後なのかという疑問などもあるが、謎を知りたいと思う気持ちが強いので、「ファイナル・ブレイク」を観れる日を楽しみにしたいと思う。なんだかんだいいながら、プリズン・ブレイクという海外ドラマのクオリティーの高さに満足させられ楽しませてもらった。こういったレベルの高い海外ドラマをこれからもどんどん作っていって欲しいと願う。

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レイチェルの結婚

2009 - 11/06 [Fri] - 16:38

「レイチェルの結婚」DVD鑑賞★★★
原題:Rachel Getting Married
監督:ジョナサン・デミ
製作:アメリカ、2008年
出演:アン・ハサウェイ、ローズマリー・デウィット、デブラ・ウィンガー、ビル・アーウィン、トゥンデ・アデビンペ、アンナ・ディーヴァー・スミス、他

レイチェルの結婚 [Blu-ray]レイチェルの結婚 [Blu-ray]
(2009/11/04)
アン・ハサウェイローズマリー・デウィット

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キム(アン・ハサウェイ)は姉レイチェル(ローズマリー・デウィット)の結婚式に出席するため、依存症の施設から退院する。家に到着した彼女は結婚式の準備でごった返す家の中を抜け、2階でドレスの着付けをしていた姉と友人のエマ(アニサ・ジョージ)と再会する。彼女たちは屈託なくこれからの準備のことを話し始めるが……。【シネマトゥデイ】

姉の結婚式のために9ヶ月ぶりに更生施設から帰宅した次女キムを通して、平穏に見えるある家庭が抱える傷による葛藤や絆を描いていく作品。一見幸せそうに見える家族の残酷なまでに非難しあう姿を目撃してしまうと、そのギャップでなんともおぞましい光景に映ってしまう。どんな家族だろうと、その家族でしか知らない傷というものがきっと存在する。その傷の大小もあるだろうが、この家族の傷はなかなか癒えることのない深い傷となって家族を傷つけている。ドキュメンタリー方式で撮ったということもあり、役者たちが役柄になりきりのびのびと演技している。特にトラブルメーカーであるキムを演じたアン・ハサウェイは、アカデミー賞ノミネートされ高い評価を得たのも納得できる。家族のトラウマを作った張本人であり、薬中という厄介者。何をするにもストレートな自分の意見しか言えずに家族の心を余計に傷つけ逆撫でしてしまう。個人的にもこういった自己中な人間が大嫌いなので、終始むかついてしまい腹が立って仕方ない。しかし彼女の本当の姿が見えるにつれて、繊細で正直すぎて人一倍傷ついている心が見えると、いつしか彼女に同情していってしまう。本当にアン・ハサウェイは素晴らしい演技を見せてくれたと感じる。一方優等生の姉であるレイチェルを演じたローズマリー・デウィットの演技もなかなか見応えがあり、この姉妹の複雑な心情が観ていてとても辛くもあり美しく思えた。家族とはありがたい存在だが、時としてとても厄介なものにも感じてしまう。それぞれが生きていくには苦悩がつきものだが、そんな本質をホームビデオのような感覚でまとめ上げて描いているのが印象的。ただ、赤の他人の結婚式のホームビデオを見せられているような気分にもなるので、妙に退屈してしまい飽きてしまうのは否めない。そういう部分を強く感じてしまったので、どんなに素晴らしい内容だろうが個人的にはあまりこういった映像は好きにはなれない。

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スラムドッグ$ミリオネア

2009 - 11/05 [Thu] - 16:34

「スラムドッグ$ミリオネア」DVD鑑賞★★★★
原題:Slumdog Millionaire
監督:ダニー・ボイル
製作:イギリス、2008年
出演:デブ・パテル、フレイダ・ピント、イルファン・カーン、他

スラムドッグ$ミリオネア[Blu-ray]スラムドッグ$ミリオネア[Blu-ray]
(2009/10/23)
デーブ・パテルアニール・カプール

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テレビ番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、賞金を獲得したジャマール(デヴ・パテル)だったが、インドのスラム街で育った少年が正解を知るはずがないと不正を疑われ逮捕される。ジャマールになぜこれほどの知識があり、この番組に出演するに至ったのか。警察の尋問によって、真実が明らかになっていく。【シネマトゥデイ】

イギリスが発祥の地であるクイズ$ミリオネアだが、日本ではみのもんた司会でお馴染みだったテレビ番組。第81回アカデミー賞では作品賞、監督賞ほか最多8部門を受賞した本作は、インドのスラム出身の少年の現在と過去を様々な要素を用いて描いていく物語。貧しい生活であっても、元気に兄弟で遊ぶ姿。そこからはじまる主人公の壮絶な生き様と、クイズ$ミリオネアの答えを連動させていき描いていく構成は素晴らしい。しかし一見波乱万丈に溢れる少年の一攫千金のチャンスや人生模様を描いたようにおもわれがちだが、これは純粋に一人の女性を想い続けていくラブストーリーに個人的には感じてしまう。なんの知識もないであろうスラム出身の少年が、予想を裏切りあと一問を残して不正を疑われて警察に連衡される。知識がなくとも勘で何度かは答えを正解したとしても、通常は何度も正解するのは難しい。しかし主人公の自らの過酷な生い立ちによって、答えを人生が自然と導き出してきた。そんな過去には、虐待や格差社会、宗教や子供を使った裏ビジネスなどといったインドの裏側の部分を凝縮して描かれている。そんな底辺の生活を強いられてきたからこそ得られた知識で大金を手にする。困難に立ち向い前向きに生きていき、初恋の女性への強い想いを貫こうとする姿は、観ていて痛々しくもあるが爽快感を不思議と感じてしまう。純愛サクセスストーリーと簡単にまとめようと思ったが、インドという国をデフォルメして描いているのがとても効果的であり刺激的でもあった作品。

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プリズン・トリック

2009 - 11/04 [Wed] - 16:28

遠藤武文(著) 「プリズン・トリック」★★

プリズン・トリックプリズン・トリック
(2009/08/07)
遠藤 武文

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交通刑務所で発見された前へ倣え姿の遺体。現場は密室——逃走した受刑者を追う県警が知る意外な事実とは…。

第55回江戸川乱歩賞受賞作。タイトルに惹かれて購入してみたが、久しぶりに読むのに時間がかかってしまった一冊。刑務所内での密室殺人という本格的なミステリーを味わえ、トリックも巧妙にできており関心させられるのだが、果たしてこのトリックはアリなの?という素朴な疑問が読み終わって率直に感じた。帯書きには、読み落としていい箇所はラスト一行までどこにもない。あなたは絶対に鉄壁のトリックを見破れない。そして必ず、二度読むと書かれてはいるが、正直この小説をまた一から読み返したいとは絶対に思わないだろう。そう感じてしまうのは構成がどうも決定的に悪すぎる。しかも登場人物たちが誰一人として存在感がなく、似たような名前ばかりなので誰が誰なのかが理解しにくくページをめくる気が段々と薄れていき、読む気力すらなくなっていく。そうして日にちを空けてしまうと余計に登場人物たちを忘れてしまい、半ばやけくそな気持ちで読んでしまう。悪循環のためにより一層興味が薄れていくので、いくら優れているトリックだろうが無意味なことでしかなくなる。あまりにも荒削りで話の内容や視点が変わりすぎるために、面白さが伝わってこなかった作品。

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プロフィール

ワールダー

Author:ワールダー
性別:男
年齢:1970年代後半
血液型:B型
好物:ビール、和食、刺身
趣味:映画鑑賞、音楽鑑賞、読書、ドライブ、ビリヤード、スノーボード

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