映画・DVDを、管理人の独断と偏見で辛口評価!たまに音楽・書籍評価もあります。

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1408号室

2009 - 03/30 [Mon] - 20:01

「1408号室」DVD鑑賞★★★
原題:1408
監督:ミカエル・ハフストローム
製作:アメリカ、2007年
出演:ジョン・キューザック、サミュエル・L・ジャクソン、メアリー・マコーマック、他

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(2009/03/20)
ジョン・キューザックサミュエル・L・ジャクソン

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心霊スポットのルポ作家マイクが、NYのドルフィンホテルの取材を試みる。支配人との交渉の末、彼は56人の宿泊客が死亡したという1408号室に足を踏み入れ、想像を絶する怪現象に見舞われていく。【MovieWalker】

スティーブン・キングの短編小説を映画化した作品。普段はホラーは苦手なのでほとんど観ることはないのだが、こういった正統派ホラー?ならばまだなんとか観れるようです。なにかと西洋のお国では“13”という数字を忌み嫌うもの。1+4+0+8=13という無理矢理ともいえるようなこじつけかたもしている始末です。ホテルなどにも13階という標示もないですし、作品からはこの不吉とされている13を連想させるようなモノが漂っている。仏教徒であるボクにはいまいちピンとこないものです。物語は曰く付きの1408号室に自ら宿泊しルポするというオカルト作家が、支配人の再三の警告を無視して足を踏み入れたために怪現象に見舞われてしまうというお話。世の中には言葉では説明できないような不思議な怪奇現象がある。霊感など全くないボクは実際に体験したことはないのだが、心霊スポットなどにわざわざ出向いていく行動は理解できない。万が一何かが起こっても、それは自己責任でしかないのだし、ヘタな好奇心に駆られてバカなマネはしないほうが身のためである。そんな当たり前のことを言ってしまったらホラー作品などは成立しないのだが、やはりこの手の心拍数が上がってしまう内容は苦手です。主人公を演じたジョン・キューザックの演技は、恐怖感を更に倍増させてくれる。現実と幻覚のような狭間でもがき苦しむ姿は素晴らしく、臨場感が溢れている。そんな中最後に辿りついた彼の答えには考えさせられるものがあった。今回は久しぶりにこういった内容のものを鑑賞したが、やはり苦手でしかないようです。

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ワルキューレ

2009 - 03/23 [Mon] - 18:39

「ワルキューレ」★★★
原題:Valkyrie
監督:ブライアン・シンガー
製作:アメリカ、ドイツ、2008年
出演:トム・クルーズ、ケネス・ブラナー、ビル・ナイ、トム・ウィルキンソン、カリス・ファン・ハウテン、トーマス・クレッチマン、テレンス・スタンプ、エディ・イザード、ケビン・マクナリー、クリスチャン・ベルケル、ジェイミー・パーカー、デビッド・バンバー、トム・ホランダー、デビッド・スコフィールド、ケネス・クランハム、ハリナ・ライン、ベルナー・ダーエン、ハーベイ・フリードマン、他
valkyrie
爆撃で左目を負傷しながらも、祖国のために我が身を捧げる男シュタウフェンベルク大佐。ヒトラーによる独裁政権に疑問を抱き、ヒトラーの暗殺を企てるが、それは過去40回以上も失敗してきた至極困難なミッションだった。【MovieWalker】

誰しも一度はヒトラーという名前を耳にしたことがあるであろう。今更彼のことを説明するまではないだろうが、冒頭で余計な説明文が表示されているのが理解に苦しむ。この話は実際にあったヒトラー暗殺計画。第二次大戦時の1944年7月20日、ナチスのクラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐を首謀者として決行されたヒトラー暗殺計画を題材にして製作されたもの。過去に40回以上もあったとされるヒトラー暗殺計画。しかし歴史上ヒトラーは暗殺されていないので、この作品を観賞する前から作戦が失敗することは百も承知していること。そのことを前提として鑑賞すると、トム・クルーズ演じるシュタウフェンベルク大佐の異状なまでのテンションの高さに白けてしまう…。失敗してしまう作戦を、どう緊張感を漂わせて描いていくかが重要になってくるのだが、どうもハリウッド的な感覚なのか変にシュタウフェンベルク大佐を美化しすぎてヒーローに祭り上げているように感じてならない。ヒトラーの独裁政権をどうやって打ち崩していくのか?その過程で、首謀者が軍の中の誰を騙して誰を作戦に引き入れていくのかが見所となってくる。個性の強い脇役たちが揃っていたが、どうもトム・クルーズを前面に出しすぎてしまっているために、彼らの毒々しさが薄れてしまっている。作戦過程はある程度スリリングを味わえるが、人間ドラマが妙にあっさりとしすぎているために、全てにおいてとんとん拍子に話が進んでいき面白味にかけてしまう。もう少しなぜこの作戦が失敗に終わってしまったのかを丁寧に描ききって欲しかったと感じてならない。

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ジャージの二人

2009 - 03/18 [Wed] - 18:10

「ジャージの二人」DVD鑑賞★★
監督:中村義洋
製作:日本、2008年
出演:堺雅人、鮎川誠、水野美紀、田中あさみ、ダンカン、大楠道代、他

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(2009/03/06)
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カメラマンの父に誘われ、北軽井沢の別荘を訪れた息子。会社を辞めたての彼は、祖母が集めた古着のジャージに着替え、父とともにゆるやかな日々を過ごす。そんな彼らの元に、ご近所や父親の友人など、さまざまな人々が訪れる。【MovieWalker】

長嶋有の同名小説を映画化した作品である「ジャージの二人」は、なんかこう、マッタリとした雰囲気を終始かもし出している脱力系の内容満載。この作品は、何も起こらないし何も語ってはこない。ある夏の日に、仕事を辞めた32歳の息子がグラビアカメラマンをしている54歳の父親に誘われて、暑い都会から離れて避暑地の北軽井沢の山荘で数日間を過ごすという物語。それ以上何もないし、本当に何も起こらない。亡き祖母が集めた古着の色鮮やかな小学校のジャージを着て、ダラダラと過していく。お互いにそれぞれ悩みを抱きつつも、微妙な距離感を保ちつつゆっくりと生活をしていき、ゆっくりと時間が流れていく。何も多くを語らないから、ゆったりした時間に思考回路もヤラれてしまう。こういった脱力系作品は嫌いではないが、正直あまりにも何も起きないので睡魔に襲われて観るのが苦痛に変わってくる。こうしたユルさにハマれば面白いのだろうが、今作はちょっと遠慮しておきたいと思ってしまう。観る側に答えを委ねすぎており、どこか個人的には浮世離れしすぎた印象が強すぎた。ただどうしてなのか、あの黄緑色した「和小」のジャージが魅力的に写ってしまうのが不思議でならない。観る人によっては、この不思議な二人が愛おしく感じ、余韻が残るであろう作品。

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闇の子供たち

2009 - 03/17 [Tue] - 20:30

「闇の子供たち」DVD鑑賞★★★★
監督:阪本順治
製作:日本、2008年
出演:江口洋介、宮崎あおい、妻夫木聡、プライマー・ラッチャタ、プラパドン・スワンバン、塩見三省、鈴木砂羽、豊原功補、佐藤浩市、他

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(2009/02/25)
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タイで日本人が臓器移植手術を受ける事になり、提供者の子供が生きたまま臓器をえぐり取られるという衝撃の事実を知った記者の南部。彼は社会福祉センターで働く恵子とともに、姿を消した少女の行方を探るのだった。【MovieWalker】

梁石日原作の小説を映画化した「闇の子供たち」は、日本から地図でわずか数十センチ離れた場所にあるタイの裏社会を赤裸々に描き、深刻な社会派ドラマに仕上がっている。正直観賞後は気分が悪くなってしまいます…。日本新聞社のバンコク支局駐在の南部が、東京本社からタイの臓器密売の調査を依頼されたことによって、幼児売買春、幼児虐待、臓器売買などといったタイで横行されている知られざる闇の部分に切り込んでいく。こういった非人道的な問題などは、今までも度々小耳に挟むこともあった。しかし、こうして実際に映像として見せられると、言葉が悪いが胸くそが悪くなってしまい目を背けたくなるような映像ばかり。まだ小さな子供たちが鉄格子の中に押し込められて、モラルのないバカな大人たちの性の玩具とされ、あまりにもむごい性癖の数々を強要される。そしてエイズになり使い物にならなくなったらゴミ袋に入れられて捨てられてしまう。金で子供を買い、死んでもまた金で解決しようとする客の姿は、もはや人間の姿をした獣以下としか思えない。こうした最低なクズである需要側には、少なからず日本人も含まれている。加害者の多くは先進国の人間であるという事実を深刻に受け止め、根絶の為の具体的な解決策を早く見つけ出さねばならないと痛感する。社会に潜む闇を描き出し、世の中の理不尽さを見せ付けられた作品。ただ、あまりにも内容が重過ぎる…。

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ジェネラル・ルージュの凱旋

2009 - 03/15 [Sun] - 18:59

「ジェネラル・ルージュの凱旋」★★★
監督:中村義洋
製作:日本、2009年
出演:竹内結子、阿部寛、堺雅人、羽田美智子、山本太郎、高嶋政伸、貫地谷しほり、尾美としのり、中林大樹、林泰文、佐野史郎、玉山鉄二、平泉成、野際陽子、國村隼、他
general_rouge
チーム・バチスタ事件を解決し、窓際医師でありながら院内の倫理委員会トップに任命された田口。そんな彼女のもとに、救命救急センター長の速水と医療メーカーの癒着を告発する文書が舞い込む。【MovieWalker】

「チーム・バチスタの栄光」に続く海堂尊原作の同名小説を映画化した作品。二度目の共演ということもあり、心療内科医の田口公子と厚生労働省の役人である白鳥圭輔との息も合ってきているように感じられる。バチスタに続く今回のテーマは、救急医療問題。救急車での病院たらい回しなどのニュースを最近ではよく耳にするもの。そんな社会問題にもなりつつある救命救急について、田口と白鳥のアンバランスな二人が迫っていく。今回はジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍)と呼ばれている救命救急センター長である速水晃一の収賄疑惑と、病院内で起きた医療メーカー社員の自殺の真相を追求していく。普段我々が知らない内部事情に、白鳥の笑いを多く取り込んだ濃いキャラクターがどんどん踏み込んでいく姿が面白い。難しい医療用語などが頻繁に飛び交うので、こういったキャラが居てくれるだけで、案外肩が凝らずに鑑賞できる。なんといっても一番の見所は、現役医師でもある海堂尊だからこそ伝えることができるであろう現場での臨場感。ドクターヘリや救命シーンなどは、現場で実際に働いている者であるからこそ、リアルさがとても伝わってくる。しかしながら、オチに関しては正直呆れてしまう。前作よりは出来がよくはなっているように感じるだけに、オチであまりにもガッカリさせられるのが残念でならない。堺雅人がとても魅力的だった作品。

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僕らのミライへ逆回転

2009 - 03/12 [Thu] - 11:53

「僕らのミライへ逆回転」DVD鑑賞★★★
原題:Be Kind Rewind
監督:ミシェル・ゴンドリー
製作:アメリカ、2008年
出演:ジャック・ブラック、モス・デフ、ダニー・グローバー、ミア・ファロー、メロニー・ディアス、チャンドラー・パーカー、アーブ・グーチ、アージェイ・スミス、マーカス・カール・フランクリン、ブレーク・ハイタワー、アミール・アリ・サイード、キッド・クレオール、シガーニー・ウィーバー、他

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(2009/03/06)
ジャック・ブラックモス・デフ

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レンタルビデオ店員のマイクは、強力な電磁波を浴びた親友ジェリーのせいで、店の全ビデオの中身が消えてしまうトラブルに見舞われる。困った彼はジェリーと自主映画の制作を開始。そのビデオを客に貸し出すことに。【MovieWalker】

CGが大半の映像を占めるようになってきた昨今において、超アナログなハンドメイド作品ともいてるであろうこの作品は、懐かしさと共に創作意欲すら湧かせてくれる内容となっている。レンタルショップにはDVDが陳列されており、最近ではブルーレイもレンタルされるようになってきた。そんなDVDが当たり前となってしまった時代に、未だにビデオテープしか置いていない街角のレンタルショップが存在する。そんなある意味アナログな店は、街の再開発のために取り壊しの運命になりかけている。そのレンタルショップは伝説のピアニストの生家。ある日店主から留守を任されたマイクは、親友であるジェリーが磁気を帯びたせいで店内のビデオの中身が全て消えてしまう。そんなハプニングの中、過去の名作を勝手にリメイクしてしまうという大胆な発想を思いつく。これが面白いと話題を呼び、潰れかけの店は活気を取り戻していく。こんな突拍子もない発想は、オバカ映画の面白さやパロディの面白さがたくさん詰まっている。純粋なバカなだけに、映画作りの面白味や撮影方法などの様々なアイディアが満載で、物作りの醍醐味を感じさせてくれる。商業的な作品ばかりが目立つ中、こういった自分達が作りたい作品を楽しく皆で作る工程が素晴らしいと思う。これは楽しみながら物を作ることを忘れている人たちへの、激しいアンチテーゼとも受け止められる。「ゴーストバスターズ」などの名作を、一見風変わりだが楽しそうに作っていく主人公達の姿が印象的。しかし、どうしてもジャック・ブラックのわざとらしく大袈裟な演技が、個人的には好きにはなれない…。

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Oasis 「Dig Out Your Soul」

2009 - 03/09 [Mon] - 23:05

Oasis 「Dig Out Your Soul」★★★☆

ディグ・アウト・ユア・ソウルディグ・アウト・ユア・ソウル
(2008/10/01)
オアシス

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久しぶりにオアシスの曲が聴きたくなったので、3年ぶりとなる7枚目のアルバムである「ディグ・アウト・ユア・ソウル」を購入してみました。彼らの1、2作目が大絶賛されたために、どうしてもそれ以降のアルバムは比較されてしまう。ボクも実際に初期の頃のイメージが強かったので、ここ数年間は全く彼らの楽曲を聴くこともなくなってしまった。今回久々に彼らのアルバムを購入するキッカケとなったのが、4曲目に収録されている「The Shock Of The Lightning」の影響が非常に強い。映画「K-20 怪人二十面相・伝」の主題歌でもあるこの楽曲は、爽快感と疾走感がいい。こういったスピード感のある楽曲を求めていたので、聴いた瞬間に好きになりました。リアムの書いた幻想的な曲も評価するが、やはりノエルの書いた曲の方が個人的には好きかもしれません。今までにはないようなサイケデリック色が強調されており、新しい方向性が見えたような内容。ただ、中盤から終盤にかけてスピード感のあるアップテンポの曲がもっと欲しかったと感じてならない。何度も聴き込んでいくと、少しずつ印象も変わっていくようなアルバムのような気がする。

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「The Shock Of The Lightning」

DVD おくりびと

2009 - 03/05 [Thu] - 16:32

おくりびと [DVD]おくりびと [DVD]
(2009/03/18)
本木雅弘広末涼子

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第81回アカデミー賞で、見事に外国語映画賞を受賞した「おくりびと」。受賞からしばらくはこの話題でマスコミ各社は大賑わいでした。死をテーマとした日本独特の文化だけに、まさか海外の方々にこんなに評価されるとは正直思ってもいませんでした。そんな「おくりびと」のDVDが3月18日に発売されます。全国の劇場でも凱旋上映されており、かなり混雑している様子です。普段は映画館などには行かないボクの母親ですら、何十年ぶりかで映画館で鑑賞してきので、ある意味受賞よりもビックリしてしまいました。あなたならばこの作品を、劇場、DVD、テレビのどれで鑑賞しますか?

「おくりびと」レビュー

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イントゥ・ザ・ワイルド

2009 - 03/02 [Mon] - 17:57

「イントゥ・ザ・ワイルド」DVD鑑賞★★★☆
原題:Into the Wild
監督:ショーン・ペン
製作:アメリカ、2007年
出演:エミール・ハーシュ、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ウィリアム・ハート、ジェナ・マローン、キャサリーン・キーナー、ビンス・ボーン、クリステン・スチュワート、ハル・ホルブルック、他

イントゥ・ザ・ワイルド [DVD]イントゥ・ザ・ワイルド [DVD]
(2009/02/27)
エミール・ハーシュマーシャ・ゲイ・ハーデン

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1990年、大学を優秀な成績で卒業し、将来を有望視されたクリスが、家族に何も告げず旅に出た。真の自由や幸福に憧れ、米国中西部を放浪する彼は、さまざまな人々と出会い、1992年に最終目的地のアラスカにたどり着く。【MovieWalker】

ジョン・クラカワー著の原作「荒野へ」を名優であるショーン・ペン監督が映画化した作品。裕福な家庭で育ったクリスが、何もかもを捨ててしまい一人アラスカの荒野へ放浪の旅へ向っていくロード・ムービー。大学を優秀な成績で卒業し、未来を有望視されていた青年クリス。この一人の青年の死が、1992年に大々的にアメリカで放送されて話題となった。わずか24歳という早すぎる死。2年間の放浪生活の中で彼が目にしたモノとはいったい何なのか?彼の生き様を映像で観ていると、忘れかけていた何かを思い出させてくれるように思えた。偏見的な見方をしてしまえば、若気の至りで無茶をしてしまった青年や、自暴自棄な生き様のようにも感じてしまう。それはきっと、ボクが大人になり考え方が若い頃と違ってきているからなのかもしれない。年を取るとどうしても守りの姿勢に入ってしまい、若い頃のように積極的に行動することが出来なくなってしまう。自分はそんな大人にならないつもりではいたが、いつの間にかそうなってしまっていた。ただ、実際に若い頃にクリスのような生き方をするかと問われれば、きっとノーと答えることだろう。自分では実際にできないことと分かっている分、クリスの生き様に惹かれてしまう。クリスが放浪の旅で出会う人々からは体温を感じられ、大自然からは世界を感じられる。人は業を背負って生きていかねばならないかもしれないが、人間の本質は人情深いものだと思わせてくれる。自由を選択し結果的には悲惨な最後だろうとも、彼の選んだ道を間違いではないと思わせてくれる作品。ラストの彼の瞳がとても印象的でした。

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ぐるりのこと。

2009 - 03/01 [Sun] - 14:48

「ぐるりのこと。」DVD鑑賞★★★★
監督:橋口亮輔
製作:日本、2008年
出演:木村多江、リリー・フランキー、倍賞美津子、寺島進、安藤玉恵、八嶋智人、柄本明、寺田農、木村祐一、斎藤洋介、温水洋一、加瀬亮、光石研、田辺誠一、横山めぐみ、片岡礼子、新井浩文、他

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(2009/02/25)
木村多江リリー・フランキー

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法廷画家として働くカナオは、妻である翔子の妊娠に幸せを噛みしめるが、子供の死という予期せぬ悲劇に見舞われてしまう。やがて、それをきっかけに精神の均衡を崩してしまった翔子を、カナオは強い愛情で支えていく。【MovieWalker】

橋口亮輔監督の久々の作品となる「ぐるりのこと。」は、オリジナル脚本によるある一組の夫婦の10年間の日々を映し出した希望と再生の人間ドラマ。木村多江とリリー・フランキーの夫婦役がなんとも絵になって微笑ましくもあり、時として苛立ってしまう。バブル崩壊の90年代から今世紀初頭までは、時代が大きく変化し、その変化と共に様々な事件も起こってきた。そんな時代の中、翔子とカナオは子供を授かり結婚する。何事にも几帳面な妻である翔子は、カレンダーに×印をつけて夫婦の営みを週3回と決めている。あるシーンでバナナを食べながら今からするよと妻から言われ、それに対してこれでは勃たたないとブツブツと反論する姿が面白い。そんな馬鹿げたシーンを織り交ぜながら、何処にでもいるような夫婦の日常を描いていくのだが、死産をキッカケにして妻が心を病んでしまう。激しい感情と共に崩壊していく心を演じる木村多江の演技は圧巻。そんな心を失いかけていく妻を、そっと寄りそい続け包み込むような優しさを見せる夫との距離感が痛々しい。長いこと一緒に生活していけば、幸せなときもあり危機的な困難の場合もあることだろう。そんな困難な道を乗り越えていく夫婦の姿を、二人の自然体な演技から感じられる。また法廷画家として働く夫のカナオのスケッチからは、忘れかけていた数々の残虐な事件を思い出してしまう。時代が病んでいるようにも感じられるが、人間も時代と共に心を蝕まれていく。しかしそんな世知辛いその中であっても、たった一人の理解者がいるというだけで幸せなんだと、一筋の希望の光を感じさせられる作品だったと思う。

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プロフィール

ワールダー

Author:ワールダー
性別:男
年齢:1970年代後半
血液型:B型
好物:ビール、和食、刺身
趣味:映画鑑賞、音楽鑑賞、読書、ドライブ、ビリヤード、スノーボード

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