映画・DVDを、管理人の独断と偏見で辛口評価!たまに音楽・書籍評価もあります。

  JUKEBOXのナビゲーター   トップページ > 2008年11月  

スポンサーサイト

-- - --/-- [--] - --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ガリレオの苦悩

2008 - 11/28 [Fri] - 19:59

東野圭吾(著) 「ガリレオの苦悩」★★★☆

ガリレオの苦悩ガリレオの苦悩
(2008/10/23)
東野 圭吾

商品詳細を見る

「悪魔の手」と名乗る者から警察と天才科学者・湯川に挑戦状が届く。事故に見せかけて殺人を犯しているという彼に、湯川が立ち向かい…。喜んで謎を解いているわけではない湯川の“苦悩”が描かれる短篇集。

福山雅治が演じる湯川学が話題となり、劇場版「容疑者Xの献身」が空前のヒットを記録しているガリレオシリーズ。そんなガリレオシリーズが新たに二冊同時発売された一冊がこちらの「ガリレオの苦悩」。通常通りの短篇集であるために、長篇集とは違いスムーズに読み進められる内容のものばかり。「容疑者Xの献身」以降、湯川が決して協力的に警察に捜査協力していたのではないことが判明する。天才と唯一認める友人を追い詰め、天才である湯川自信も人並みに心を痛めていたことが窺える。ドラマや映画での影響からか、湯川が福山雅治のイメージになっている。そして今回の「落下る」で初登場してくる内海刑事。彼女が柴咲コウのイメージになり、より一層楽しみながら文章を味わうことができる。収録作五篇からの構成になっており、今作では湯川自信が事件と深く関わることが多くなり、彼自身の苦悩の数々を知ることができる。その中でも、第二章の「操縦る」が個人的には湯川の人間らしい一面が見れるので好きです。それなりに楽しめる一冊だが、やはり容疑者Xの献身には遠く及ばない気がします。

★応援クリック⇒◆人気ブログランキングFC2 Blog Ranking◆

スポンサーサイト

トロピック・サンダー 史上最低の作戦

2008 - 11/26 [Wed] - 21:43

「トロピック・サンダー 史上最低の作戦」★★★
原題:Tropic Thunder
監督:ベン・スティラー
製作:アメリカ、2008年
出演:ベン・スティラー、ロバート・ダウニー・Jr.、ジャック・ブラック、ニック・ノルティ、スティーブ・クーガン、ジェイ・バルチェル、ダニー・マクブライド、ビル・ヘダー、ブランドン・T・ジャクソン、他
tropicthunder
落ち目のアクション・スター、下品な芸風のコメディアン、やり過ぎ演技派俳優という個性的な面々が共演する戦争映画が、予算オーバーのため撮影中止の危機に。だが、危険地帯のジャングルでロケが強行されてしまう。【MovieWalker】

ベン・スティラー監督&出演作品の戦争映画は、いかにもアメリカらしいおバカ作品に仕上がっている。共演のロバート・ダウニー・Jr.とジャック・ブラックという超個性派俳優との共演も話題だが、単純にチラシにこの三人が写っているだけでなんだか自然と笑えてきてしまうのが可笑しく、アメリカらしさが更に輪をかけて強調されているようにも感じられる。そんな三人のスターたちは、作品の中でもやりたい放題の問題児ばかり。そんな彼らが戦争映画の撮影のためにやってきたロケ地で事件は起きてしまう。落ち目のアクションスターのスピードマンは返り咲きのチャンスをこの作品に賭けている始末。オナラという下品なコメディで人気のポートノイは芸域を広げるのが目的。演技派のラザラスは、黒人軍曹の役作りのために肌を黒くする手術まで受ける。そんな問題児ばかりのスター同士だからこそ、撮影もなかなか進まずに現場の空気は最悪な状態。そんな悪循環のなか、とうとう予算オーバーしてしまい、監督が作品にリアリティーを持たせるために本物のジャングルの中に彼らを連れて行くのだが、そこから予測不可能な展開に陥ってしまう…。作品の中には様々な過去の作品に対するオマージュがあるのだが、どれもこれもブラックジョーク満載で冷や汗ものばかり。少々やり過ぎのようにも感じられる部分がとても多く、人によっては笑えないシーンも多々あることだろう。アメリカのコメディは大袈裟すぎる部分が強く、個人的には好き嫌いがハッキリとしてしまうことが多い。今回の笑いのセンスは評価したいのだが、どうもドン引き状態になってしまうことが多かったように感じられる。カメオ出演しているハゲでデブの特殊メイクをしているあの方は、頭がおかしくなったのかと思える程、激しく腰を振り踊り狂っている。その様は作品の中で一番ドン引きしてしまいました…。好き嫌いがハッキリ分かれる作品だが、色々な妄想をさせられた作品だったかもしれない。◆映画ランキング◆

公式サイト

★応援クリック⇒◆人気ブログランキングFC2 Blog Ranking◆

続きを読む »

私は貝になりたい

2008 - 11/23 [Sun] - 13:46

「私は貝になりたい」★★★
監督:福澤克雄
製作:日本、2008年
出演:中居正広、仲間由紀恵、柴本幸、西村雅彦、平田満、マギー、加藤翼、武田鉄矢、笑福亭鶴瓶、上川隆也、石坂浩二、他
kaininaritai
復員後、妻子と幸せな日々を送っていた豊松。そんな彼を米軍警察が戦時中に米兵の処刑を行ったとして逮捕。実際は米兵の腕を銃剣がかすめただけであり、豊松は懸命に抗議をするが、裁判で絞首刑の判決が下される。【MovieWalker】

1958年にフランキー堺主演で放送された「私は貝になりたい」は、日本のドラマの名作として歴史に名を刻んだ作品として有名。その同名作品を、スマップの中居正広主演で、脚本家の橋本忍が50年という歳月を費やし改訂を重ね完成させたのが本作です。太平洋戦争時のB・C級戦犯に着目し、戦争によって戦犯にされた一市民が味わう苦悩などが窺える。近年ではこういった戦犯ものの作品も多く採り上げられてきたので、戦争を知らない世代であるボクらにも多少の知識はついてきた。しかし、実際に戦争がもたらした不条理や底なしの哀しみというものは、味わった者だけにしか絶対に解らないことだろう。今回戦争に翻弄される、高知の港町で理髪店を営む清水豊松役を演じるのは中居正広。この役作りのために体重を10キロ近く減量し撮影に挑んだ。誠実である主人公を彼なりの演技で演じているものの、やはりどこか浮いたような演技が目立つ。特にラストのあの眼光は一体どういうつもりなのかが理解できない。ホラー作品ではあるまいし、あの眼光は狂気の沙汰としか思えない。裁判の部分の描写も弱く、夫婦愛や親子の絆という部分の描きかたもわざとらしく感じる。哀しみや切なさといったものは伝わるものの、どうも感情移入することが出来なかった。中居正広と仲間由紀恵演じる夫婦にスポットを強く当てすぎ、作品の本質が薄れてしまい違った方向へいってしまったように感じられるのが残念でした。◆映画ランキング◆

公式サイト

★応援クリック⇒◆人気ブログランキングFC2 Blog Ranking◆

続きを読む »

ハッピーフライト

2008 - 11/16 [Sun] - 21:36

「ハッピーフライト」★★★
監督:矢口史靖
製作:日本、2008年
出演:田辺誠一、時任三郎、綾瀬はるか、吹石一恵、田畑智子、寺島しのぶ、岸辺一徳、他
happyflight
今回のフライトに合格すれば機長に昇格となる副操縦士の鈴木。初の国際線フライトに臨む新人CAの悦子。厳しい教官や上司が同乗するため、緊張する彼らを乗せたホノルル行きの便が離陸するが、思わぬ実態が発生する。【MovieWalker】

「ウォーターボーイズ」では男のシンクロを描き、「スウィングガールズ」では女子高校生たちのビックバンドを描き、常にユニークな題材の作品で楽しませてくれた矢口史靖監督。そんな監督の新作は飛行機を題材にしたユニークな内容。予告を観た時点であまり期待はしていなかったが、結果としてそのままで終わってしまったような作品だったように感じます…。飛行機を安全に離着陸させるために働いている様々な部署のスタッフを徹底調査し、それぞれの役目を緊張感漂わせながらユニークに描いているコメディ。頼り無い副操縦士、新米でドジなキャビンアテンダントを中心にし、苦労の多いグランドスタッフの普段は観れないような裏の顔まで面白ろ可笑しく描いている。飛行機もののお話だと、恋愛やパニックものなどいくつかのパターンが安易に想像される。この作品もそういった意味ではパターン化された分類に属すのかもしれないが、コメディ要素を前面に打ち出し、各部署の面々をデフォルメしながら丁寧に描いている点は共感を持てるかもしれない。新米CA役の綾瀬はるかの天然の演技は普段の素の彼女自身のようにしか観えなく、学生のアルバイトのような感じに強く映ってしまう。最近出演作が多く注目もされてはいるが、どうも個人的に演技が上手いのかヘタなのかよく解らず、可愛いのか不細工なのかも解らない女優さんです。ウォーターボーイズ、スウィングガールズよりも感動や笑いも少ないので、前2作が好きな方はあまり期待しないで暇つぶし程度に鑑賞するのがいいかもしれない。◆映画ランキング◆

公式サイト

★応援クリック⇒◆人気ブログランキングFC2 Blog Ranking◆

続きを読む »

プライスレス 素敵な恋の見つけ方

2008 - 11/09 [Sun] - 18:36

「プライスレス 素敵な恋の見つけ方」DVD鑑賞★★★
原題:Hors de Prix
監督:ピエール・サルバドーリ
製作:フランス、2006年
出演:オドレイ・トトゥ、ガド・エルマレ、マリー=クリスティーヌ・アダム、バーノン・ドブチェフ、他

プライスレス~素敵な恋の見つけ方~プライスレス~素敵な恋の見つけ方~
(2008/11/05)
オドレイ・トトゥガド・エルマレ

商品詳細を見る
ホテルのウェイターとして働くジャンは、玉の輿をねらって男を渡り歩く美女イレーヌに億万長者だと勘違いされてしまう。やがて、正体を知られて別れを告げられるジャンだが、また会いたい一心で彼女の後を追いかける。【MovieWalker】

本物の愛は、お金じゃ買えないことくらいは理解しているつもり。でもお金がなければ何も買えないのも事実。お金のかかる女は正直面倒なのだが、ついつい女の為にお金を使ってしまうのは男の性なのだろうか?この作品は、ちょっとした勘違いが生じて出会ってしまった男と女が、様々な想いを一方的にぶつけ合い、傷つけあいながら、お互いの魅力に徐々に気付いていき、真実の愛を見つけるという典型的なロマンティック・コメディ。玉の輿ばかりを狙い、次々とリッチな男に高価な品々を貢がせていく小悪魔娘イレーヌをオドレイ・トトゥが演じているのだが、今までとは全く違った一面をこの作品で見せてくれる。舞台はフランスなのだが、フランスというだけでなんだがとてもお洒落な雰囲気をかもし出している。そこに洗練されたエルメス、グッチ、セリーヌ、シャネルなどの品々が更に作品にゴージャスな雰囲気を味付けしている。こうした一流ブランドのドレスやアクセサリーの品々も堪能できていく。そこに高級リゾート地の優雅な風景も加わり、気分だけでもセレブの感覚を味わえる。そんな最高級のシチュエーションで繰り広げられる恋のテクニックの数々がお洒落でいてスマートだ。オドレイ・トトゥのファッションばかりに目がいってしまいがちだが、相手役のガッド・エルマレのジゴロへと変身していく姿も見逃せない。小悪魔娘は後々怖いのだが、男ならばこんな女性を一度は口説いてみたいものです。内容自体は特に変わったことはないが、こんなお洒落な作品もたまにはいいものです。◆映画ランキング◆

公式サイト

★応援クリック⇒◆人気ブログランキングFC2 Blog Ranking◆

X‐ファイル:真実を求めて

2008 - 11/08 [Sat] - 15:48

「X‐ファイル:真実を求めて」★★
原題:The X-Files: I Want to Believe
監督:クリス・カーター
製作:アメリカ、2008年
出演:デビッド・ドゥカブニー、ジリアン・アンダーソン、アマンダ・ピート、ビリー・コノリー、アルビン・“イグジビット”・ジョイナー、ザンサ・ラドリー、カラム・キース・レニー、アダム・ゴドリー、ニッキー・エイコックス、他
The X-Files
FBIの女性捜査官が謎の失踪を遂げた。FBIの要請で現場復帰したモルダー捜査官は、驚異的な透視能力を持つ神父ジョーへの対応をめぐって相棒スカリーと対立してしまう。そして事件は恐ろしい事態へと発展していく。【MovieWalker】

記憶が確かならば、中学生から高校生の頃にハマって観ていた海外ドラマです。当時ゴールデンタイムに放送されており、オープニングのシンセサイザーの音がとても印象深かった作品です。そんなXファイルの劇場版2作品目となる今回の「X‐ファイル:真実を求めて」ですが、前作から10年の歳月が経った今、懐かしい反面どうして今更Xファイルを公開するのかという疑問がありました。当時は社会現象となった作品でしたが、さすがに主演のお二方も老け込んできてしまいました。テレビ版とは完全に独立したストーリー展開になっており、当時のドラマでの懐かしい場所なども登場しています。不可解な失踪をとげたFBIの女性捜査官をめぐり、捜査協力を求められたモルダーとスカリーが事件に挑んでいく姿を描いている。主人公達の現在の状況や関係なども解ってくるので、そこそこファンとしたならば楽しめるかもしれない。しかしストーリーは何の変哲もないものであり、退屈極まりないもの。久しぶりにXファイルを観たが、面白いと全く感じないまま観終わったという印象が強い。ラスト30分頃から、目の前のオヤジが鼾を掻きながら寝始めたために、うるさ過ぎて作品に全く終盤は集中することが出来なくなってしまいました。熱狂的なファン以外は、わざわざ時間を無駄にして鑑賞するまでもない作品でしょう。◆映画ランキング◆

公式サイト

★応援クリック⇒◆人気ブログランキングFC2 Blog Ranking◆

続きを読む »

レッドクリフ Part I

2008 - 11/07 [Fri] - 16:46

「レッドクリフ Part I」★★★★
原題:赤壁
監督:ジョン・ウー
製作:アメリカ、中国、日本、台湾、韓国、2008年
出演:トニー・レオン、金城武、チャン・フォンイー、チャン・チェン、ビッキー・チャオ、フー・ジュン、中村獅童、リン・チーリン、他
redcliff
曹操率いる大軍の猛攻から逃げのびた劉備の軍師、孔明が、本来は敵である孫権の軍勢と同盟を結ぶことを提案する。やがて対面した孔明と孫権軍の司令官、周瑜は、お互いの知略を認め合い、信頼で結ばれていく。【MovieWalker】

中学生の頃に横山光輝の漫画を読み三国志に興味を抱き、光栄のゲームでも熱中してしまうほど、一時期三国志にハマっていました。そんな大好きな三国志の中でも特に有名な戦いである赤壁の戦いを映画化したのが今作「レッドクリフ」です。この作品は二部作になっており、今回は赤壁の戦いの前哨戦までが描かれている。監督であるジョン・ウーが、制作費100億円に自らの私財を投じて作られただけあり、その迫力が大画面からひしひしと伝わってくる。どうでもいい話だが、やはり白いハトが出てくるんですね…。80万という巨大な曹操軍に対して、迎え撃つ劉備軍・孫権軍は合わせても兵力は5万。いかにしてこの大群を相手に、わずか5万の兵で曹操軍を打ち破るかがこの戦いの鍵となってくる。多勢の曹操軍の兵に対して、孔明と周瑜の頭脳を駆使して戦いに挑んでいく姿がなんとも頼もしく見える。琴の音色でお互いに会話をし、二人は信頼を深めていくのだが、確か周瑜はことあるごとに孔明の命を狙っていたという記憶が蘇ってくる。余計なことを考えるのはやめて、物語に集中していくことにしよう。この作品の見所は、やはり全体の大半を占めるであろう戦のシーン。劉備軍の五虎大将軍として有名な関羽・張飛・趙雲の各将軍達の戦闘シーンは手に汗握る迫力がある。さすがにお得意のスローモーションを多様しすぎるのはどうかとも思ったが、九官八卦の陣を観た瞬間は興奮してしまいました。古くは孫子の兵法でも書かれている陣形の数々を俯瞰目線で描いているので、陣形がとても美しく描かれている。今回、周瑜をトニー・レオインが演じ、孔明を金城武が演じているのだが、この二人のイメージがピッタリとマッチしており好感が持てる。孔明が扇を優雅に振りかざす姿は、見惚れてしまいました。水軍戦のクライマックスはPart?へと続いていくのだが、男達の志の高い高貴な戦いは、歴史を知らない人でも存分に楽しめることでしょう。続編が早く観たいものです。◆映画ランキング◆

公式サイト

★応援クリック⇒◆人気ブログランキングFC2 Blog Ranking◆

続きを読む »

告白

2008 - 11/06 [Thu] - 18:12

湊かなえ(著) 「告白」★★★★

告白告白
(2008/08/05)
湊 かなえ

商品詳細を見る
わが子を亡くした女性教師が、終業式のHRで犯人である少年を指し示す。ひとつの事件をモノローグ形式で「級友」「犯人」「犯人の家族」から、それぞれ語らせ真相に迫る。

第29回小説推理新人賞受賞作である、「告白」を読んでみました。著者である湊かなえさんはまだ新人作家ならしいのだが、新人らしからぬ圧倒的な世界観をこの作品で表現しているように感じられる。この作品は六章から構成されているのだが、第一章である「聖職者」は圧巻。我が子を自分が勤めている学校のプールで亡くした女性教師が、終業式のホームルームで自分の受け持つクラスに居る犯人を示しだす。事件をモノローグ型式でそれぞれの人物に語らせていくのだが、そこから次第に事件の真相に迫っていく。この時の感覚は、なんとも恐ろしいのだが、ページをめくる手のスピードは徐々に進んでいってしまう。辞職した女性教師が蒔いた種は、徐々に侵食しはじめていき、やがては花を咲かせる。しかし大切な愛娘を失った悲しみは、復讐したからといって完全に消え去るものではない。失った命は、もう戻らないのだから…。モラルについて深く考える部分が多かった。シンプルな構成のようではあるが、ラストに背筋がゾッとするような悪寒が走った。悪意と不条理が漂うのだが、どんどん作品に引き込まれていってしまう。読後感がこんなに悪いのに面白かった作品です。

★応援クリック⇒◆人気ブログランキングFC2 Blog Ranking◆

ブタがいた教室

2008 - 11/04 [Tue] - 12:12

「ブタがいた教室」★★★★
監督:前田哲
製作:日本、2008年
出演:妻夫木聡、大杉漣、田畑智子、池田成志、ピエール瀧、清水ゆみ、近藤良平、大沢逸美、戸田菜穂、原田美枝子、甘利はるな、他
buta
6年2組の担任教師・星は、クラス全員で子ブタを育てて、その肉を食べようと生徒たちに提案する。驚く生徒たちだが、そこには彼らに“食と命”について真摯に対峙してもらいたいという星の考えがあった。【MovieWalker】

近頃ニュースでは、食品偽造の話題ばかりが頻繁に取り上げられている。一昔前ならば、こんなニュースが話題に上がることは少なかったように思える。人間、生きていく上で食べるということは欠かせないもの。他の命を頂くことで、ボクたちは少なからず毎日生き続けていくことができている。そんな命に関する大切なことを、この作品はそっと教えてくれているように感じる。ずいぶんと前に、このドキュメンタリー番組をボクは観ていました。大阪の小学校で、ある新任教師が、ブタを自分達の手で飼育していき、自分達で食べるという実践教育の話。当時テレビで観ていたときは、なんとも大胆な企画だろうと思いつつ、食い入るようにその番組を観ていた記憶がある。まだ幼い小学6年生の生徒達に、自分達で育てたブタを、自分達で食べるといきなり言われても、呆気にとられてしまうだろう。もしもボクがその場にいたとしても、やはり唖然としてしまう。普段何気なく食べていた豚肉ならまだしも、自ら小屋を作り、エサをやり、掃除して育てていけば、自然と愛着も湧いてきてしまう。しかもブタにPちゃんと名前までつけてしまったならば、家畜ではなくペットとして接しているように変わってくることだろう。しかしいずれ卒業の時期がきてしまい、子供達に大きな決断を迫られる日がやってくる。今まで可愛がってきたPちゃんを、食べる・食べないのどちらかに決めなければならずに、クラスを二分する大きな大紛争が起きてしまう。当たり前のような結末なのだが、これは実話であるのだから仕方がない。しかし、子供達が本気で命の大切さや、食に対する考えを本気でぶつけ合うシーンは迫力がある。これは、白紙の台本を手渡された生徒役の子供達の自らの考えや言葉の賜物。答えのない設定だからこそ、ここまで白熱した子供達のディベートが観られ、個人個人の様々な想いや感情が、自ずと答えを導き出していっている。これは子供達のドキュメンタリーといっても過言ではないだろう。そんな子供達を温かく見守る先生役の妻夫木聡の演技が素晴らしい。自らも悩みながら、子供達と一緒に成長していく姿は、観る者にもその想いがひしひしと伝わってくる。自然体の演技がとても共感できました。食に無関心ではいられない時代だからこそ、命の尊さを実感し、当たり前のことをもう一度見つめ直す機会を与えてくれた作品。いただきますという意味を再確認させられました。◆映画ランキング◆

公式サイト

★応援クリック⇒◆人気ブログランキングFC2 Blog Ranking◆

続きを読む »

 | HOME | 

プロフィール

ワールダー

Author:ワールダー
性別:男
年齢:1970年代後半
血液型:B型
好物:ビール、和食、刺身
趣味:映画鑑賞、音楽鑑賞、読書、ドライブ、ビリヤード、スノーボード

ブログランキング

banner_21

ブログ検索

カウンター

Amazon

フォアフロント

カレンダー(月別)

10 ≪│2008/11│≫ 12
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

最新の記事

コメント

最新トラックバック

リンク

カテゴリ

アーカイブ

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。