映画・DVDを、管理人の独断と偏見で辛口評価!たまに音楽・書籍評価もあります。

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ランボー 最後の戦場

2008 - 05/31 [Sat] - 17:37

「ランボー 最後の戦場」★★★
原題:RAMBO
監督:シルヴェスター・スタローン
製作:アメリカ、2008年
出演:シルヴェスター・スタローン、マシュー・マースデン、グレアム・マクタビッシュ、レイ・ガイエゴス、ティム・カン、ジェイク・ラ・ボッツ、ジュリー・ベンツ、ポール・シュルツ、ケン・ハワード、他
RAMBO
ベトナム戦争やその後のさまざまな戦いをくぐり抜け、孤独に生き続けていたランボー。だが、残忍な軍事政権に制圧されているミャンマーへアメリカが傭兵部隊を投入することになり、ランボーも部隊に加わっていく。【MovieWalker】

戦争映画なのだろうが、ボクにはどうしてもホラー映画にしか見えなかった…。20年ぶりに復活した、孤高の戦士ランボーシリーズの第4弾。ロッキーを昨年復活させてみたり、今回はランボーを復活させてみたりと、なにかとそれぞれの作品に終止符を打ちたいご様子のシルヴェスター・スタローン。還暦を過ぎて、あの肉体美は凄いですが、おとなしく隠居生活をそろそろされてもいいのではないでしょうか?今回は、監督・脚本・主演の3役をこなしヤル気満々ですが、ジョン・ランボー自体は意気消沈。国家に殺戮マシーンに育てられ、戦争の英雄になったと思ったら、アフガンに派遣されれば国家に裏切られろ始末。社会も人間もなにもかもが信じられなくなり、心を閉ざしたままタイの奥地でひっそりと暮らしていた。しかしランボーに心休まる静かな日々などは続かない。ミャンマーの軍事政権の極悪非道な兵士たちの存在が明らかになる。それに対してアメリカ政府は、各国の精鋭傭兵部隊を組織し、事態の鎮圧に乗り出し、ランボーも世捨て人から戦士へと蘇っていく…。そこからはランボーのやりたい放題、殺したい放題の殺人ショーのはじまり。民族虐殺の陰惨な光景は、もうスプラッター映画としかいいようがない。マシンガンを連射し、敵の体は粉々に血肉となり吹き飛び、スクリーンを覆いつくすどす黒い赤い血。こんな虐殺シーンばかりの作品を、傷の癒えぬ深い闇を抱えた男の物語だとは到底思えない。ミャンマーの軍事政権なども全く関係なく、ただの人殺し映画なのではないだろうか?しかも散々敵を殺して、あのラストは一体どう受け止めていいやら理解不能です。脚本を気にせずに、アクションや殺戮シーンだけを見るのならば迫力はあるが、個人的には気分が悪くなり、いい加減にして欲しいと思った作品。◆映画ランキング◆

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アフタースクール

2008 - 05/30 [Fri] - 18:54

「アフタースクール」★★★★
監督:内田けんじ
製作:日本、2007年
出演:大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人、田畑智子、常盤貴子、北見敏之、山本圭、伊武雅刀、他
afterschool
中学教師の神野は元同級生の私立探偵に協力し、失踪した親友の木村を探すことになる。調査が進むうちにまじめなはずの木村の意外な一面を知り、神野は驚きを隠せない。しかし、その先にはさらに衝撃の事実があった。【MovieWalker】

裏の裏を読みすぎて騙されてしまったが、騙されることがこんなにも気持ちが良い作品というのも久しぶりだったかもしれない。デビュー作である「運命じゃない人」がカンヌはじめ、様々な映画賞に輝いている内田けんじ監督作品。主演である大泉洋が大好きなボクとしては、もう観るしかありません。30歳を過ぎたかつての中学の頃の同級生たちが、全く予測不可能な展開を繰り成していくエンターテインメント作品。練りに練られた脚本と、細部にまでこだわった演出には脱帽するしかありません。それに加えて、出演陣がなんとも個性的であり魅力的である。これまでにも様々な作品に出演してきた主要人物である3人(大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人)だが、個々の個性を最大限に引き出されているように感じられる。これも偏に、監督の手腕があってのことだろう。物語は、母校に勤務している神野のもとへ、突如島崎と名乗る同級生が現れる。彼から神野の親友である木村を一緒に捜して欲しいと依頼されたことによって、物語は急展開していくことになる。この作品は、細かいことを語ると、全てネタバレに繋がっていってしまう。レビューを書いていながら、これ程はがゆい想いをするということも珍しいものです。中盤から終盤にかけて、予測不可能な展開へと一気に進んでいってしまうので、気を抜かずにスクリーンに集中していて下さい。細かい小道具や、随所での台詞のやり取りなどに伏線が張り巡らされ、ラストへと繋がっていきます。ちょっと視点を変えるだけでも、違った風に見えてきてしまうので、出来ればこの作品を観賞する際には、一人ではなく数人で鑑賞し、鑑賞後に答えあわせをしてみると楽しいかもしれません。正直なところ、一度鑑賞しただけでは細かい部分までは理解できないので、もう一度観てみたいと思わせられる作品です。やはり映画というものは、脚本が素晴らしければこんなにも楽しめるものなんだと再認識させられる。きっと大どんでん返しの結末には、舌を巻くことでしょう。大人の放課後という「アフタースクール」という作品は、きっとある人物がラストに言う「おまえがつまらないのは、おまえのせいだ」という台詞に、全てが集約されているのだろうと思う。是非、劇場で気持ち良く騙されて欲しい作品です。予備知識ナシで鑑賞されることをオススメします。◆映画ランキング◆

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ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛

2008 - 05/28 [Wed] - 19:10

「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」★★☆
原題:THE CHRONICLES OF NARNIA:PRINCE CASPIAN
監督:アンドリュー・アダムソン
製作:アメリカ、2008年
出演:ベン・バーンズ、ウィリアム・モーズリー、アナ・ポップルウェル、スキャンダー・ケインズ、 ジョージー・ヘンリー、他
narnia2
かつてナルニアの黄金時代を築いたペベンシー兄妹は、ロンドンで普通の生活を送っていた。だが、1300年後のナルニアが人間の王国テルマールの侵略により滅亡寸前であることを知った彼らは、再び戦いに身を投じていく。【MovieWalker】

前作「ライオンと魔女」は完全なる子供向け作品だったが、今回はちょっとだけ大人向けにはなったものの、所詮は子供向け作品という感じでしかない…。C・S・ルイスの児童文学を映画化したシリーズ第2章。今回はペベンシー4兄妹に加えて、新たにカスピアン王子を中心にして物語りは進んでいく。白い魔女から勝利し1年が過ぎ、角笛の音に導かれ再びナルニア国へと舞い戻ってきたペベンシー4兄妹。しかしかつての美しく繁栄していたナルニア国の面影は全くなくなっており、時間も1300年という歳月が流れて、暴君ミラースの支配下となりはてていた。そこへ舞い戻ってきた4人が、なんの努力もなしに次々と敵をなぎ倒していく。これは観ていて一番違和感が残る。自分たちの世界ではケンカで負けそうになっていたのに、ナルニアに来たら見違えるように強くなっている。もうこんなのは笑ってしまうしかない。しかも、野生の熊を殺すのはためらうのに、敵のテルマール人は容赦なく殺していく。ディズニー作品ということもあり、一切血は流れなく、まるで戦いの描写に対してのリアリティがない。最終的には黄門様の如くアスランが登場し、物語は締め括られていく…。展開は安易に予測できるのだが、どうも大人視点から鑑賞してしまうとフラストレーションばかりが溜まっていく。不満ばかりを言い出したらキリがないが、そんな中でもCGを使った視覚効果や、自然の川や森の映像は美しく、目を見張るものがある。今回登場してくるカスピアン王子役のベン・バーンズも、なかなかのイケメン。ただし、ペベンシー4兄妹に華がなく存在感が薄いのが気になる。前作を鑑賞していなくとも楽しめる内容だが、上映時間も無駄に長くファンでなければ劇場でわざわざ鑑賞するまでもない作品。◆映画ランキング◆

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俺たちフィギュアスケーター

2008 - 05/24 [Sat] - 22:18

「俺たちフィギュアスケーター」DVD鑑賞★★★☆
原題:Blades of Glory
監督:ウィル・スペック、ジョシュ・ゴードン
製作:アメリカ、2007年
出演:ウィル・フェレル、ジョン・ヘダー、ウィリアム・フィクトナー、ウィル・アーネット、エイミー・ポーラー、ジェンナ・フィッシャー、クレイグ・T・ネルソン、スコット・ハミルトン、ナンシー・ケリガン、サーシャ・コーエン、他
Blades of Glory
フィギュアスケートの世界選手権で同点1位となったチャズとジミーは、表彰台の上で乱闘を繰り広げ、シングル部門から追放された。それでもスケートを捨てられない2人は、史上初の男子ペアを結成して再起に賭ける。【MovieWalker】

久々にお下品でおバカな作品を観賞しましたが、なぜかこういったおバカな作品ほど、意外と好きだったりもします。良くも悪くも下ネタ満載オンパレードのアメリカンコメディ。頭の固い人は、頭痛がしてきそうな作風です。しかしこんなおバカな作品にも関わらず、全米スケート協会が全面的にバックアップしており、サーシャ・コーエンなどの有名選手も出演している。しかもそんな有名選手たちでさえも、笑いのネタに使われているあたりが面白い。氷上のロックスターのチャズと、氷の神童ジミーの二人は犬猿の仲。ある大会で金メダルを二人で獲得するも、大乱闘を起こしてしまいフィギュアのシングル部門から永久追放させる。しかしフィギュアに対する情熱を捨てきれない二人は、ペアとして手を組み、史上初の男性ペアの世界選手権優勝を狙う。男性にしかできないであろうお下品な技や、失敗すれば首がなくなってしまう危険な技などを繰り出していく。勿論、笑いは随所に細かく散りばめてあり飽きさせない。会場などもそれなりの作りを用意してあるのも凄い。もしも日本ならば、ここまでおバカな作品に対してお金をかけていられないはず。そういった部分を、日本の作品も見習って欲しいものです。内容がおバカであるので、細かい脚本などは粗が目立ちますが、そういった細かい部分には触れずに、単純に作品を楽しむべき作品だと思います。華麗なステップやジャンプなど、簡単に見えて実は難しいもの。相当の努力をしたのだろう。そんな努力の甲斐があったからこそ、お互いの股間に顔をうずめるリフトアップの笑いへと繋がっていく。近年フィギュア人気もうなぎのぼりのようだが、ファンにもきっと違った意味で満足いくであろう作品でしょう?◆映画ランキング◆

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ミスト

2008 - 05/22 [Thu] - 16:53

「ミスト」★★★☆
原題:The Mist
監督:フランク・ダラボン
製作:アメリカ、2007年
出演:トーマス・ジェーン、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ネイサン・ギャンブル、ローリー・ホールデン、他
mist
メイン州西部の町を嵐が襲った翌日、深い霧が発生し、町中を覆ってしまう。しかもその霧の中には、正体不明の謎の生物が潜んでいた。スーパーマーケットの店内に避難した住民たちは、決死の脱出を試みようとする。【MovieWalker】

ホラー作品としてはなかなかの秀作なのだろうが、終始イライラさせられラストも賛否両論になるであろう作品。原作スティーヴン・キング、監督フランク・ダラボンとくれば、真っ先に思い出されるのが、「ショーシャンクの空に」と「グリーンマイル」の2作品です。この2作品は、個人的にも好きな作品ですが、皆さんの中にも好きな作品に挙げられる方も結構多いのではないでしょうか?今作は、霧の中に潜む謎の生物に恐怖し、次々と錯乱していく人々を描いていくパニック・ミステリー。本当はあまりこの手の作品は好きではないのですが、ついつい怖いもの見たさで見てしまい後悔するばかりです…。人間が恐怖に直面すると、思いも寄らない行動をとってしまうもの。街全体が急に深い霧に覆われてしまい、急遽スーパーマーケットに逃げ込み、そして閉じ込められることになる…。霧に包まれ謎の物体らしき物の恐怖に怯え、人が徐々に理性を失っていく。見えない恐怖に怯えるのは当然だが、本作は人間の持つ醜い内面を描き出している。どんなに立派な人でも、窮地に立たされたときにこそ、その人の本質が見えてくるもの。ただ個人ではなく、それが大人数となってくると話は少々変わってくるもの。それぞれが持つ恐怖が一気に増幅し、猜疑心の目で他人を疑い、自己中心的になり、時として信仰心などという厄介なモノまででてきてしまう。そういった常軌を失った行動の数々を見ると、いざというときこそ、冷静でいることの大切さを思い知らせれる。しかし、いざそのような状況に置かれて冷静でいられるかと聞かれても、自信がないものです。恐怖がいかに人間の判断力を鈍らせ、狂わせていくのかと悲しくなってくる。本当に人間とは弱い生き物だと痛感させられる。登場人物で特に目を見張るのが、マーシャ・ゲイ・ハーデン。信仰心の強い彼女が、人々を徐々に洗脳していく姿は、なんとも見ていておぞましい光景です。彼女の演技力に感服する反面、終始イライラさせられ彼女の顔を見るだけでへどが出そうになる。どうも宗教だけは苦手でなりません。。。さて、冒頭でも書いたとおり、この作品は賛否両論になるであろう作品。個人的にはラストが見えてきてしまい、好きにはなれない。これでは何のためにラストを原作と変更したのか、どうも解せない部分が強い。ホラー作品といて出来が良かっただけに、余計な恐怖の後付を無理矢理つけたのが勿体無い。◆映画ランキング◆

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チャーリー・ウィルソンズ・ウォー

2008 - 05/19 [Mon] - 17:30

「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」★★★
原題:CHARLIE WILSON'S WAR
監督:マイク・ニコルズ
製作:アメリカ、2007年
出演:トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ、フィリップ・シーモア・ホフマン、エイミー・アダムス、他
charlie
酒と女に目がないテキサス州選出の下院議員チャーリーが、ソ連の侵攻を受けたアフガニスタンの悲惨な現状を知る。やがて彼は、美人大富豪ジョアンやCIAのガストと組んで、極秘のソ連撃退作戦を実行しようとする。【MovieWalker】

冒頭の入浴しながらお酒を飲んでいるシーンを見て、軽いコメディタッチの社会派作品だと思い込んでいたら、全く逆の少々お堅い社会派作品でした…。実在したテキサス出身の下院議員であるチャーリー・ウィルソンが、世界情勢を劇的に変えた実話を基にした作品。政治よりも酒と女とドラッグに興味深々な政治家であるチャーリー・ウィルソンズ。ハッキリ言ってダメ人間の部類に入るであろう一人の人間が、アフガニスタンに侵攻したソ連軍を撤退させてしまうという、嘘のような本当の話。遊び大好きの田舎の議員が、冷戦終結の引き金をひいたとは、この作品を鑑賞するまでは全く知りませんでした。そんな破天荒な男であるチャーリー・ウィルソンズを、名優トム・ハンクスが演じているのだが、彼の持つ雰囲気が俗物的な存在でいて、英雄気取りしない姿を巧妙に演じきっている。そんな彼をサポートする事務所の女性たちは全員巨乳のチャーリーズ・エンジェルズと呼ばれる面々。彼女らがチャーリー・ウィルソンズ同様政治活動に目覚めて、アフガンの人々の為に武器弾薬を横流していく姿は、映像的にはどうも納得いかないものがある。全てにおいて細かい歴史描写や人物関係を省略し、下手にブラックユーモアを取り入れたあたりが個人的には気に入らない。一番気がかりなのは、どうしてチャーリー・ウィルソンズが、ここまでアフガン情勢に興味を持ったのかが、全く何も伝わってこない。詳しく当時の歴史を知らない限り、この作品の内容を把握するのが難しく、しかも決定的に感情移入することが出来ない。そこへいくらジュリア・ロバーツ、フィリップ・シーモア・ホフマンの個性派俳優を絡めていっても、いまひとつしっくりと馴染まない。何処かおとぎ話を見ている感覚になってしまう。アメリカ側からの視点で全部を描いているせいか、結局はご都合主義的な作品に仕上がっているのが残念。作品の終盤に、アメリカの中途半端な対応が後の9.11に繋がっていくという反省も描いてはいるものの、やはり腑に落ちない部分が多かった。久々にスクリーンに登場したジュリア・ロバーツですが、つけまつ毛を安全ピンで整えていくシーンが怖すぎました。鑑賞前に、ある程度は歴史を勉強していったほうが楽しめるであろう作品。◆映画ランキング◆

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最高の人生の見つけ方

2008 - 05/18 [Sun] - 14:48

「最高の人生の見つけ方」★★★★
原題:THE BUCKET LIST
監督:ロブ・ライナー
製作:アメリカ、2007年
出演:ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン、ショーン・ヘイズ、ロブ・モロー、ビバリー・トッド、他
the bucket list
自動車整備に身を捧げてきたカーターと、金に固執した人生を送ってきた実業家エドワードが、入院先の病院で同室に。お互いの余命が残り少ないのを知った彼らは、人生でやり残したことをまっとうしようと意気投合する。【MovieWalker】

ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの名優二人が繰り出す演技に、おもわず笑いや涙が溢れ出す感動ストーリー。簡単に説明してしまえば、棺おけに入るまでにやりたいことのリストをつくり、余命半年という残された命の期日を、老人二人で楽しく過していく旅物語。仕事に人生をささげた大富豪エドワードをジャック・ニコルソンが演じているのだが、こういった憎まれキャラを演じさせたら凄いというしかない。可愛いのだけれども憎めない演技には、もうただただ絶賛するしかない。一方、家族のために地道に働いてきたカーターをモーガン・フリーマンが演じているのだが、誠実な部分が彼自身からあふれ出している。わがままな男で金持ち。犠牲を強いられてきたが、家族愛に生きてきた男。この全く違った人生を生きてきた男たちが、平等に与えられたのがガンという病気と余命半年という命の期日。死は誰しもに平等に与えられたものだが、実際に死に直面したならば、自分はどうなってしまうのだろうと困惑してしまう。きっと多くの人が、死に対する恐怖などに押し潰されてやり切れない暗い気分になるだろう。民族的なものも関係してくるのだろうが、この二人は残された余生を、イキイキと笑顔で駆け抜けていく。そんな姿を見ていると、ガンで死んでいく切ない話しということを忘れて、たった一度の人生なのだからこそ、楽しまなければ損をしてしまうのだと考えさせられる。実際には70歳近い年齢の二人だが、スクリーンから垣間見れる無邪気な笑顔は、少年にしか見えない。それだけ気の合う友と人生を楽しみ、腹の底から笑えたら本望だろう。死を題材にした内容だが、コミカルな演技に込められた、深いメッセージが心に届いてきたような気がしてならない。リストの中に、「知らない人に優しくする」、「世界一の美女にキスをする」という項目があるのだが、特にこの二つのリストを達成した瞬間に、心を激しく揺さ振られた。ナレーションを含め、終始ラストを想像させない脚本にはヤラれました。本当にラストの映像には、なんだかホッとさせられた変な気持ちにさせられる。永遠ではない命だからこそ、日々をいかに過すかによって、少しずつ満足のいく人生になっていく。平等に与えられた死というテーマに、とても共感させられた作品。オススメです!◆映画ランキング◆

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隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS

2008 - 05/14 [Wed] - 18:57

「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」★☆
監督:樋口真嗣
製作:日本、2008年
出演:松本潤、長澤まさみ、阿部寛、椎名桔平、宮川大輔、甲本雅裕、高嶋政宏、國村隼、KREVA、黒瀬真奈美、生瀬勝久、古田新太、上川隆也、他
kakushitoride
隣国の山名に攻められ、陥落寸前の秋月。ひょんなことから、山の民の武蔵と木こりの新八が、秋月復興の軍資金である紋章入りの金塊を発見する。大喜びする彼らの前に秋月の侍大将、真壁と姫君の雪姫が現われる。【MovieWalker】

台詞といい、主題歌といい、裏切り御免としつこすぎてウザイ。その中でも一番ウザイのが、台詞もないのに一人変な格好をしてチョロチョロと歩き回り、シーンを台無しにしてしまっている主題歌を歌っている方かもしれない…。1958年に製作された黒澤明監督の傑作活劇を、新解釈を加えてリメイクした作品。オリジナル版を律儀に再現した森田芳光監督の「椿三十郎」にしても、新たな解釈を加えた今作にしても、黒澤作品をリメイクしたならば、絶対に文句の一つや二つは言いたくもなる。それ以前に、なぜ今リメイクしなければいけないのか?全くもって理解出来ないものです。そもそもこの作品は、アイドル映画として鑑賞すべき作品のような気がしてならない。実際に鑑賞していた10代の女性などは、松潤を見て黄色い声援をあげていたことだし…。それ以上の世代にしてみたら、ある二つの作品のパクリと思えてくるのかもしれない。スターウォーズとカリオストロの城を彷彿とさせるシーンが、いくつか見受けられる。例えその作品に対してのオマージュだったとしても、もう少し違った見せ方というものも出来たのではないだろうか?時代背景もよく見えてこなく、それぞれの灰汁の強いキャラが目立ちかみ合っておらず、テンポを悪くしていっているように思える。それに加えて、高貴な姫様と山の民の身分の違う二人の恋を描いているので、ため息が出てくるばかりです。変に人間関係を描こうとしている為に、他の見せ場が全体的に弱弱しく見える。そんな中、ダース・ベイダーのようないでたちの椎名桔平が、一番のハマリ役だったように思える。主題歌もここまで作風に合っていないと、もう笑うしかない。わざわざ劇場で鑑賞するような作品でもなく、松本潤、長澤まさみのファン以外はDVDでも見なくてもいい作品。こういうリメイク作品に制作費を投じるのならば、新しい何かを生み出して欲しいと思う。◆映画ランキング◆

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ハンティング・パーティ

2008 - 05/13 [Tue] - 17:19

「ハンティング・パーティ」★★★☆
原題:THE HUNTING PARTY
監督:リチャード・シェパード
製作:アメリカ、2007年
出演:リチャード・ギア、テレンス・ハワード、ジェシー・アイゼンバーグ、ダイアン・クルーガー、リュボミール・ケレケス、他
huntingparty
落ちぶれたリポーターのサイモンが、CIAでも捕らえられない戦争犯罪人の重要情報を得ることに成功。戦場カメラマン、新米テレビ・プロデューサーと共に取材を開始した彼の行く手には、想像以上の危険が待ち受けていた。【MovieWalker】

紛争の終結から5年がたった2000年のボスニア・ヘルツェゴビナ。その首都であるサラエボで、元戦場カメラマンのダックは、相棒である元戦場リポーターのサイモンと再会する。昔とは変わり果ててしまったサイモンから、重要戦争犯罪人であるフォックスに関する情報を持ちかけられ、新米プロデューサーのベンも加えた3人でフォックスの行方を追う。インタビューするべく潜伏地へと向かい、徐々に危険地帯へと足を踏み入れてしまう…。ちなみにフォックスとは、セルビア人指導者として、ボスニア紛争で民族浄化の名のもとに大量虐殺を行った大物戦犯、ラドヴァン・カラジッチをモデルとしており、国連やCIAなどから500万ドルの懸賞金がかけられているが、未だに捕まってはいない…。1990年代というほんの数十年前に、世界ではこんなにも悲惨な出来事が起こっていた。当時の記憶で一番残っているのは、やはりスレブレニツァの虐殺です。8000人以上の人々が、民族浄化というばかげたことのために虐殺された。そんな時代背景があったことを知っていれば、この作品にも入り込みやすいだろうが、内容は悲惨なものです。さすがにそこまでの映像はありませんので、この機会に何があったのかだけでも把握してもいいとは思います。そんなサラエボで、大スクープを追うジャーナリスト魂剥き出しの命知らずな男たちの展開にハラハラし、緊張感が随時伴う。ただシリアスな問題を扱い、社会派エンタテインメント作品として見ると、細かい内容にまで触れてはいないので納得がいかない部分もでてくる。しかしながら、それぞれ違った魅力のある3人の男たちのコミカルな部分は笑える。平和ボケしている我々にとっては、嘘のように思える出来事だが実話を基に作られている。そんな危険をかえりみずに、スリルを求めてしまう報道のプロの姿を堪能できる作品。◆映画ランキング◆

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Little DJ 小さな恋の物語

2008 - 05/11 [Sun] - 13:44

「Little DJ 小さな恋の物語」DVD鑑賞★★★
監督:永田琴
製作:日本、2007年
出演:神木隆之介、福田麻由子、広末涼子、佐藤重幸、村川絵梨、松重豊、光石研、小林克也、西田尚美、石黒賢、原田芳雄、他
little_dj
学校で倒れて海辺の病院に運ばれた野球少年の太郎。ラジオのDJに憧れる彼は、入院生活が続くなか、院内放送のお昼のDJを任された。太郎の声は多くの患者を勇気づけ、やがて美少女たまきとの淡い恋が芽生えていく。【MovieWalker】

鬼塚忠原作の同名のベストセラー小説を映画化し、1970年代を彩った数々の名曲を小さな少年のDJを通じて描いた作品。神木君はさすが天才子役といわれているだけあって、とてもいい演技をみせてくれる。突然の病に倒れた野球好きの少年である太朗。そんな退屈な入院生活のなかで、ひょんなことから院内放送のお昼のDJをまかされる事になる。ラジオのDJに憧れていた彼にとって、これは願ってもないチャンス。はじめは皆、物珍しく聴いていたリスナーだが、様々な境遇の中で入院する人々と番組へのメッセージを通して交流していくうちに、少年ながらに人々に想いを伝える素晴らしさをラジオを通じて徐々に学んでいく。現代はネットやメールなどで簡単に交流は出来るが、当時はラジオというものが絶大な影響力を持っていた。ボクも小さい頃、よくラジオを聴き、その番組から流れてくる音楽に魅了されていました。たまに番組にリクエストのハガキを送ったりもしましたし、今でもたまにメールでリクエストもしたりしています。ラジオを通して交流できる喜びというものを、ボクも幼い頃学んだような気がします。コミュニケーションが薄れてきた現代において、想いを伝えることの大切さというものを、この作品から改めて教わった。大人ですらうまく人付き合いが出来ずに苦しむ世の中。そんなコミュニケーションの必要性を、ラジオは教えてくれるような気がしてならない。70年代の名曲は、いつまで経っても変わらずに当時の気持ちにしてくれる。神木君の演技が良すぎて、少々福田麻由子の演技に対して物足りなさが残ってしまうのが残念。◆映画ランキング◆

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ワールダー

Author:ワールダー
性別:男
年齢:1970年代後半
血液型:B型
好物:ビール、和食、刺身
趣味:映画鑑賞、音楽鑑賞、読書、ドライブ、ビリヤード、スノーボード

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