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横道世之介

2009 - 11/27 [Fri] - 20:02

吉田修一(著) 「横道世之介」★★★★☆

横道世之介横道世之介
(2009/09/16)
吉田 修一

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なんにもなかった。だけどなんだか楽しかった。懐かしい時間。愛しい人々。吉田修一が描く、風薫る80年代青春群像。

大学入学で、長崎から東京へ上京してきた横道世之介の春夏秋冬一年間を描いた物語。80年代とちょっと今とは違いギャップを感じてしまう部分も多々あるのだが、昔も今も何処にでもいるような平凡な主人公である横道世之介という人物が、読み進めていくうちにどんどん愛おしく感じてきてしまう。のんきでいてちょっとお調子者。それでいて人懐っこくて愛敬もある。そして意味もなく前向きでいて不器用な世之介。そんな彼のなんの変哲もなく、特に大きな事件などもない大学生活。上京してはじめての一人暮らしをし、大学で知り合った友人達。サークルにバイトなど、誰でも経験するような出来事に懐かしさすら感じてきてしまう。ダラダラとした日々も時にはあるのだが、なんだか無性にイエスと言い続け生きている彼の生活が微笑ましく思えてならない。20年後の登場人物たちの今も垣間見れ、当時の懐かしさばかりではなく、人生についても色々と考えさせられるものが多い。横道世之介という男の愛おしい記憶の数々に笑顔にさせられてしまう。もう戻らない日々だけに、あの頃がとても懐かしく感じられる。

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今夜誰のとなりで眠る

2006 - 10/27 [Fri] - 18:59

唯川恵 著「今夜誰のとなりで眠る」★★★

今夜誰のとなりで眠る 今夜誰のとなりで眠る
唯川 恵 (2006/09)
集英社
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この物語は、5人の女のそれぞれの愛のかたちをテーマに綴られています。一人の男の突然の死によって、その男に関わった5人の女の人生の歯車が、予期せぬ方向に歩み初めていく・・・。
もう若くは無い30代の半ばにさしかかった5人の女の、それぞれの心情をリアルに描いている作品。

毎回、唯川恵という作家の作品を読むたびに感じることなのだが、女性の裏の顔というか、心の醜い部分を描くのが抜群に上手い作家だと感じる。その反面、毎回のように、女性の嫌な部分を知っていってしまう・・・。男のボクにとっては、正直なところ女性のダークな部分はあまり見たくはないものです。表面上はキレイにしていても、腹黒い女というものは、どうしても引いてしまいます。そういうボク自身が、一番腹黒かったりもするのですが・・・(笑)

結婚・離婚・妊娠・不倫・・・。恋愛小説の王道ともいうべき展開がそれぞれの女達に用意されているのだが、飽きさせずに最後まで読むことができる。ただ、5人の女の話が、段々と絡まりあい、話がややこしくなるあたりは、ちょっと問題があるようにも感じられた。
良くも悪くも、女という生き物自体が複雑なのだから仕方がないのかもしれません。複雑であるからこそ、理解しようとするのですが、毎回出口の無い迷路に迷い込んでしまう。たまには手招きして、優しく導いて欲しいものです。

女性という生き物の本質を知るのは、ボクにとってはこの世で一番怖ろしいことなのかもしれません。でも、覗いてみたい世界なのかもしれません。
だいぶ肌寒い季節になってきたので、人肌が恋しいです。
あなたは今夜、誰の隣で眠りますか?

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眠れるラプンツェル

2006 - 09/02 [Sat] - 19:43

眠れるラプンツェル 眠れるラプンツェル
山本 文緒 (2006/06)
角川書店
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山本文緒著の「眠れるラプンツェル」を読んでみました。
このタイトルは、グリム童話のラプンツェルから付けられたもののようです。そして物語りも、ラプンツェルのように、塔に閉じ込められる模様を、専業主婦という鎖で、家に閉じ込められるという表現方法をとられている。この発想はなかなか面白いと思い、読み続けてみたのだが・・・。

感想から言ってしまえば、ちょっと男のボクとしては、主人公の気持ちを少々?いや、理解するのが全くというほど困難でしかたありませんでした。元モデルで、旦那と職場恋愛の末に結婚。そして自ら望んで専業主婦になり、旦那はたまにしか帰ってこず、自分はダラケまくりの生活・・・。それで愚痴でも毎日こぼされた日には、ボクなら腸煮えかえってしまいます。しかもマンションの隣の13歳の中学生と肉体関係の仲になり、その少し前には初対面の少年の父親とも、酒の勢いを借りて肉体関係を持ってしまうなんて、ちょっと常識の範囲を超えているというか、あまりにも現実離れしすぎているために、昼ドラのような印象を強く受けてしまいました。昼ドラのドロドロした感じが大嫌いなので、当然この本も嫌いな部類に入ってしまうのは必然なのかもしれません。
上記の事を含め、まったく最後まで理解出来ないまま読み終えてしまいました。

女心は、ボクには一生解らないと思うというのが、素直な感想です。
女性は共感できるかもしれませんが、男性にはあまり面白さを感じない本だと思います。

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スピン

2006 - 08/05 [Sat] - 21:43

スピン スピン
山田 悠介 (2006/07)
角川書店
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山田悠介の最新作「スピン」を読んでみました。
この本もいつもながら「ジャケ買い」のような感じです(笑)
山田修介は、自費出版としてスタートしたデビュー作『リアル鬼ごっこ』で若い層に圧倒的な支持を受け、「パズル」などの作者としても有名です。
名前は知っていましたが、今回初めて彼の本を手に取ってみました。
自分よりも若い人の本を読むのは、もしかしたら初めての体験かもしれません。
なので、ちょっと期待もしてしまいました(笑)

内容は、ネットの掲示板で知り合った10代の少年達による“同時多発バスジャック”という誰も見たことのない戦慄です。

読んでみた感想は、新鮮なようでどこか複雑な感じにさせられました。
現代の少年達の抱えている様々な悩みや苦悩。
そういう部分が、凄くリアルに描かれており、ボクにもそういう時代があったと思い出しました。
それと同時に、今の子達は、周りに信頼できる友人や家族、先生などがいないという事が、なんとも悲しくなってきてしまいました。
イジメや不登校など、ボクの時代も多少はありましたが、現代のようにここまで酷いものではなかったように感じます。
やはり、圧倒的に今の子たちには、他人とのコミュニケーション不足のように感じてなりません。
身近に誰でもいいから、少年達の話を親身になって聞いてくれる大人がいてくれたら、少しは彼らの未来も明るくなるのではないでしょうか?
少子化と騒がれていますが、親ももっと子供との時間をつくるべきではないでしょうか?

いつの時代も人は、それぞれカタチは違えども様々な悩みを抱えて生きています。
自分が一番不幸だと考える前に、まずは悩みを誰かに打ち明けてみてはどうでしょうか?
そこから始めてみても、まだ遅くはないとボクは思います。

モノが豊かな時代だからこそ、もっとコミュニケーションをとっていかなければいけないのでしょうね。

こちらで「スピン」の詳しい詳細がわかります↓
  スピン/山田悠介

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100万回の言い訳

2006 - 06/07 [Wed] - 18:21

100万回の言い訳 100万回の言い訳
唯川 恵 (2006/05)
新潮社
この商品の詳細を見る

最近、新刊ばかりを読んでいたので、たまには文庫の新刊を読んでみることにしました。
そして、手にしたのはこの一冊。

唯川恵著の「100万回の言い訳」

彼女の作品は、昔に何冊か読んだことがあったが、今回久々に読んでみました。
この作品もなかなか興味深い一冊でした。

7年間、何事もなく夫婦生活をしてきた1組の夫婦が、マンションの火事がキッカケで別居することになる。
そこからお互いの様々な物語へと進展していくのですが、率直な意見で恐縮なのですが、まだ独身のボクには「夫婦間」の問題については、ちょっと解らない部分もいくつかありました。

恋愛し結婚に至る。
結婚し夫婦になり、そこから絆が欲しくなる。
夫婦は元は他人な訳ですが、子供でお互いの絆になる?というのが、解るような、ちょっと解らないような、ボクにとってはなんとも難しい問題でした。

少子化といわれている今日、子供がいない夫婦などはたくさんいるはず。
では、そんな夫婦は何の絆で繋がっているのか?
単純かもしれませんが、そんな事も考えさせられてしまいました。

他にも、不倫、恋愛、人間関係など、考えさせられる部分も多々ありました。
考えさせられる部分もありましたが、男女の心理描写がなんとも解りやすく表現させれいました。
作者は女性ですが、男性の心理をここまで表現できるのかと、ただただ感心するのみでした。
何処で取材などをしているのか、ちょっと興味が湧いてしまいました。

恋愛小説を読み終わると、いつも感じることなのですが、
「女性は死ぬまで一生女であり続ける」
生き物なんだと、今回もまた痛感させられたような気がします(笑)

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ひなた

2006 - 05/03 [Wed] - 22:31

吉田修一 著『ひなた』★★★

ひなた ひなた
吉田 修一 (2006/01/21)
光文社
この商品の詳細を見る

この本の帯に書かれていてはじめて知ったことなんですが、この小説は著者が芥川賞を受賞後「JJ」で連載されていたと知り、ちょっとビックリしてしまいました。
一般的な作品ですと、新聞や雑誌の掲載などと思うのですが、こういった試みは面白いと感じました。

一組のカップルと、一組の夫婦の話を、春夏秋冬の4部に分けて綴られているのが特徴的な作品でした。
四季それぞれで、4人の登場人物の心境などをうまく捉えられていて、一味違った読み応えがあります。
短編小説的感覚でも読める作品ではないかと思います。

春・夏・秋・冬と、それぞれ4つ、計16のお話があるのですが、次々と人物によって話が変化していくために、慣れるまで若干違和感みたいなものがありました。
一つの物語をじっくりと読んでいくのが好きな方には、あまりおすすめは致しません。

人それぞれ悩みや考え方も違っているように、4人の登場人物の心境になり、物語を読んでいくと、また違った世界観が見えてくるかもしれません。

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プロフィール

ワールダー

Author:ワールダー
性別:男
年齢:1970年代後半
血液型:B型
好物:ビール、和食、刺身
趣味:映画鑑賞、音楽鑑賞、読書、ドライブ、ビリヤード、スノーボード

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