映画・DVDを、管理人の独断と偏見で辛口評価!たまに音楽・書籍評価もあります。

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ノルウェイの森

2010 - 12/18 [Sat] - 18:22

「ノルウェイの森」★★★
監督:トラン・アン・ユン
出演:松山ケンイチ、菊地凛子、水原希子、高良健吾、霧島れいか、初音映莉子、玉山鉄二、他
norwegian_wood
ストーリー:ワタナベ(松山ケンイチ)は唯一の親友であるキズキ(高良健吾)を自殺で失い、知り合いの誰もいない東京で大学生活を始める。そんなある日、キズキの恋人だった直子(菊地凛子)と再会。二人は頻繁に会うようになるが、心を病んだ直子は京都の病院に入院してしまう。そして、ワタナベは大学で出会った緑(水原希子)にも惹(ひ)かれていき……。【シネマトゥデイ】

1987年に刊行されベストセラーとなった村上春樹の代表作である「ノルウェイの森」の映画化。監督がトラン・アン・ユンだけに一抹の不安を覚えてたのだが、映像面では満足いく出来だが予想通りの結果となった感じがする…。はじめて原作を読んだのは小学生だったと思う。ドキドキしながら読んだ記憶があるのだが、内容はさっぱり理解できなかったというのが正直な感想。それから数年後にもう一度読み、その後も何度か読んでみた。しかし何度読み返してみても、村上春樹の独特の世界観というものを理解するのは困難だった。なのでこの独特の世界観を持つ作品をどのように仕上げていくのかある意味楽しみにしていたのだが、正直なところあまりボク的には好きな感じではなかった。シンプルにまとめているとは思うものの、感情移入するにはちょっとお粗末。特に水原希子に関しては論外。長文のセリフに全く感情がこもっておらず、ただの棒読みを聞かされ一気に冷めた気分にさせられる。菊地凛子の不思議ちゃんぶりも違和感があり、ヒロイン二人の演技でダブルパンチをくらい意気消沈。あとはだらだらと重苦しい雰囲気の中、物語が終わっていくのを憂鬱になりながらの鑑賞。やはり活字の世界観を表現するのは難しいと感じさせられるばかり…。退屈な映画でしかないが、ビートルズの名曲である「ノルウェイの森」が、ラストで深い森の奥地へと導いてくれる感じがした。

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(2010/11/10)
サントラ、カン 他

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ナイト&デイ

2010 - 10/07 [Thu] - 22:50

「ナイト&デイ」★★★
原題:Knight and Day
監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:トム・クルーズ、キャメロン・ディアス、ピーター・サースガード、ジョルディ・モリャ、ヴィオラ・デイヴィス、ポール・ダノ、ファルク・ヘンシャル、マーク・ブルカス、レニー・ロフティン、マギー・グレイス、他
ナイト&デイ
ストーリー:ジューン(キャメロン・ディアス)はある日、えたいの知れない男(トム・クルーズ)と思いがけない出会いを果たすが、その男はジューンが夢に見た理想の男性どころか、重要任務を負ったスパイだった。予想外の裏切りや暗殺者による執拗(しつよう)な攻撃が日増しに強くなる中、ジューンは男に対して疑念を抱き始める。【シネマトゥデイ】

久しぶりに共演したトム・クルーズとキャメロン・ディアスが繰り広げる、ラブストーリーベースのドタバタアクションコメディ作品。最近パッとしなかったトム・クルーズだが、今回はそれなりにカッコよく仕上がっています。平凡な女性が偶然空港で出会った男に惹かれていくのだが、その男がスパイだった為に大騒動に次々と巻き込まれていく。天然で事態を全く把握できない女。そんな彼女を尻目に、次々と襲いかかってくる敵に対処していく男。スタイリッシュなアクションもあるのだが、キャメロン・ディアスのパニックになった姿がコミカル色をとても強調しており失笑してしまう。一見大味な部分が目立ち、軽いノリでテンポ良くストーリーが進んでいく。しかしこういった役柄の方が逆に二人をイイ意味で映えさせているようにも感じられる。元々この二人の共演に内容などはさほど求めてはいなかったので、冒頭の飛行機での掴みや、中盤などで多く観られる途中経過の大胆な省略、全編通してのハイテンションな掛け合いなど、軽いテンポでどんどん話が進んでいくのがバカらしいが正解だったような気がする。リアリティなど感じられないのだが、なぜか古典的な展開に納得してしまう不思議な作品。軽い気分で観れる娯楽作品なので、誰かと一緒に楽しみながら鑑賞するにはうってつけの作品だろう。

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のだめカンタービレ 最終楽章 後編

2010 - 04/18 [Sun] - 13:22

「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」★★
監督:川村泰祐
出演:上野樹里、玉木宏、瑛太、水川あさみ、小出恵介、ウエンツ瑛士、ベッキー、山田優、福士誠治、吉瀬美智子、竹中直人、他
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ストーリー:のだめ(上野樹里)と千秋(玉木宏)は、しばらくの間お互いに距離を置くことを決める。そんな折り、千秋の元にピアニストの孫Rui(山田優)との共演話が持ち込まれる。その演奏曲であるラヴェルの「ピアノ協奏曲ト短調」は、のだめが千秋との演奏を熱望した曲だったが、二人の圧倒的な演奏に打ちのめされたのだめは激しく落ち込む。【シネマトゥデイ】

二ノ宮知子の人気コミックをテレビドラマ化した「のだめカンタービレ」の劇場版二部作後編。日本中にクラシックブームを巻き起こしたのだめカンタービレもいよいよラスト。離れ離れに暮らすこととなった千秋とのだめ。この二人の恋愛模様が、いつもよりはややシリアスに描かれてはいるのだが、特になにかが伝わってくる訳ではない。おバカなギャグやポップな雰囲気はあいかわらず健在。テレビシリーズからずっと見続けてきてはいるが、さすがにもうお腹いっぱいという感じになってしまう。見応えがあるのは毎度のことながら、迫力のあるオーケストラシーンのみ。このシーンだけは映画館の大画面と音響で是非味わって欲しい。それ以外は、ファンでなければ軽い感じで鑑賞するのがベストなんだろうと思う。すれ違ってばかりいく二人の恋愛と音楽。しかし結末はハッピーエンド以外はありえない展開なので、その辺は安心して観ていられる。わざわざ二部作にする必要性は全く感じられず、テレビ局サイドの金儲けといった感じでしかないが、シリーズを見続けてきたファンならば見逃すわけにはいかない作品。個人的には前編のほうが見応えがあったので、この内容ならば二部作にせずに一つに凝縮してまとめて欲しかった。

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のだめカンタービレ 最終楽章 後編 [Blu-ray]のだめカンタービレ 最終楽章 後編 [Blu-ray]
(2010/10/08)
上野樹里、玉木宏 他

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南極料理人

2010 - 02/18 [Thu] - 23:30

「南極料理人」DVD鑑賞★★★
監督:沖田修一
出演:堺雅人、生瀬勝久、きたろう、高良健吾、西田尚美、豊原功補、他

南極料理人 [DVD]南極料理人 [DVD]
(2010/02/23)
堺雅人生瀬勝久

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ストーリー:西村(堺雅人)は南極の昭和基地からも遠く離れた陸の孤島、南極ドームふじ基地に料理人として派遣される。妻(西田尚美)と娘を置いての単身赴任生活で、彼は8人の男性南極越冬隊員たちの胃袋を満たすという大役を任される。基地では雪氷学者(生瀬勝久)をはじめ、雪氷サポート隊員(高良健吾)らが彼の料理を心待ちにしており……。【シネマトゥデイ】

西村淳原作のエッセー「面白南極料理人」を映画化した作品。実話を基にしているだけあって、笑いの中にも食の大切さがひしひしと伝わってくる。昭和基地からもはるか遠くにある極寒の南極ドームふじ基地。生物やウィルスさえも生存できない地への単身赴任。これは究極の左遷とも言えるし、イジメのような気さえしてしまう。普通に生活している分には、食材はスーパーやコンビニなどに買いにいけばたいがい揃っている。ましてや嫌いなものなど食べなくてもいい。しかしそんな生活が当たり前になっていると、過酷な場所で日々研究に励む隊員たちの気持などは分からない。辺り一面なにもない極寒の地での唯一の楽しみといえば食べること。毎日皆で食卓を囲み、同じものを無心にほおばる姿はまるで子供のよう。そんな姿が忘れかけている食への感謝の気持ちというものを映し出している。特に手作りのラーメンを食べるシーンは心底美味しく見えてしまいお腹が減ってくる。隊員たちがいつしか本当の家族のように見えてきて、美味しそうにご飯を食べているのが微笑ましく感じてしまう。便利な世の中だからこそ、食べ物について考えさせられた。なんだかとても癒され、心がほっこりする作品。

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のだめカンタービレ 最終楽章 前編

2009 - 12/20 [Sun] - 13:10

「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」★★★
監督:武内英樹
製作:日本、2009年
出演:上野樹里、玉木宏、瑛太、水川あさみ、小出恵介、ウエンツ瑛士、ベッキー、山口紗弥加、山田優、谷原章介、なだぎ武、福士誠治、吉瀬美智子、伊武雅刀、竹中直人、他
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ストーリー:プラティニ国際音楽コンクールでの優勝後、千秋(玉木宏)はルー・マルレ・オーケストラの常任指揮者に。早速オケの偵察に行く千秋だったが、まったくやる気の感じられない団員たちの態度を目の当たりにし、がく然としてしまう。一方、のだめ(上野樹里)はコンセルヴァトワール(音楽学校)の進級試験を控え、練習に励む毎日を送っていたが……。【シネマトゥデイ】

二ノ宮知子の人気コミックをテレビドラマ化した「のだめカンタービレ」の劇場版2部作の前編。原作は未だに未読なのだが、ドラマを観ているうちにすっかりハマってしまい大好きになってしまった作品。映画版はスペシャルドラマの延長で舞台をパリに移して展開されていく。前編・後編の2部構成というあたりがややドラマの拡大版でいて興行的な部分も感じられるが、劇場での大音量で聴くクラシック音楽は迫力満点。今回は国際音楽コンクールで優勝した千秋が、ルー・マルレ・オーケストラの常任指揮者を務めることになり、ヤル気のないオケと共に奮闘していく姿を中心に描いていく。一方のだめの方もコンセルヴァトワールの進級試験を控え、練習に励む毎日を送っており、それぞれ音楽、恋愛の模様を相変わらずのテンションでコミカルに描かれている。上野樹里演じるのだめの天然キャラは健在であり、変態の森などの妄想的な世界が見れるのが面白い。玉木宏演じる千秋も俺様キャラ全快で期待を裏切らない。特異なキャラではあるが、この二人の演技にハマレば物語りも一層楽しめる。のだめの物語が後半でのお楽しみではあるが、二人の成長している姿が若干垣間見れる。根本的にあまり内容は求めずに、楽しい音楽の授業感覚で鑑賞するのがベストだろうと思う。特にクライマックスのマルレ・オケが演奏するチャイコフスキー「序曲:1812年」は必見。まるまる一曲の演奏を聴け、普段あまりクラシックを聴かないけれども圧倒的な世界観に引きずり込まれ鳥肌が立ってしまった。映画的にはどうかとも思うが、ヨーロッパ各地の美しい風景と名曲に酔いしれる作品。

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上野樹里

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なくもんか

2009 - 11/17 [Tue] - 17:14

「なくもんか」★★★☆
監督:水田伸生
製作:日本、2009年
出演:阿部サダヲ、瑛太、竹内結子、塚本高史、皆川猿時、片桐はいり、鈴木砂羽、カンニング竹山、高橋ジョージ、陣内孝則、他
nakumonka
無茶苦茶な父に捨てられ、幼少期に生き別れた兄・祐太(阿部サダヲ)と弟・祐介(瑛太)は、互いの顔も名前も知らずに成長する。祐太は、東京下町の商店街でハムカツが名物の店を切り盛りし、祐介はお笑い芸人として超売れっ子になっていた。そんなある日、祐太のもとに、初代店主の一人娘・徹子(竹内結子)が突然帰って来る。【シネマトゥデイ】

「舞妓Haaaan!!!」の監督×脚本家コンビが今回作りあげたのは、笑って泣ける人情ホームドラマ。阿部サダヲがハイテンションの演技で2時間走り続けていくのは圧巻。テレビを付ければ阿部サダヲが何かと出演している番組が多い。これだけ個性が強く、なぜか憎めない俳優というのも最近では珍しいものだと感じる。そんな彼が今回演じているのは、両親の離婚後に父親に捨てられても笑顔を絶やさずに、人に頼まれたことは絶対に断わらない究極のお人好しの八方美人。そんな彼には弟と生き別れたという暗い過去がある。今まで一度も会ったことがなく消息は不明。しかしその弟は人気お笑い芸人。母親が死んでから、親戚などをたらい回しにされてもイジメられないように身に付けた笑いで生きてきたという過去を持つ。そんな暗く不幸な過去を持つ兄弟を軸として、絶妙な笑いと涙を使い家族のあり方について描いていく。今回のクドカンの脚本もいつものようにクセが強い。しかし絶妙な笑いと涙の間というものがあり、それを阿部サダヲが見事に演じきっている。そこへ妻役である竹内結子の鋭いツッコミが入り、ヘタなお笑い芸人以上に面白い。下町の人情が漂いまるで寅さんのような雰囲気すらするセットの細かさ。粋な演出にテンションが上がってしまうのだが、中盤以降の泣かせてやるというような雰囲気にどうもいまひとつ乗り切れなかった。全体的に悪くはないと思うのだが、おそらく好みが極端に分かれてしまうかもしれない作品。しかし阿部サダヲのコミカルな演技を見れてとても元気になり、家族についてかんがえさせられた部分が多い。こういったテンポのいい演出は気持ちが良いものです。

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映画「なくもんか」オリジナル・サウンドトラック映画「なくもんか」オリジナル・サウンドトラック
(2009/11/04)
岩代太郎橋本朗子と善人通り商店街の仲間たち

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ノウイング

2009 - 07/15 [Wed] - 00:03

「ノウイング」★★
原題:Knowing
監督:アレックス・プロヤス
製作:アメリカ、2009年
出演:ニコラス・ケイジ、ローズ・バーン、チャンドラー・カンタベリー、ララ・ロビンソン、他
knowing
大学教授のジョンはある日、数字で埋め尽くされた不思議な紙きれを入手した。それは息子が通う小学校で50年前に埋められたものだったが、紙に書かれた数字を解析するうちに、数々の大惨事を予言していることを知る。【MovieWalker】

地球崩壊の危機に、50年前のタイムカプセルからある重大な事実を知ってしまった大学教授と息子の物語を描くディザスター・ムービー。近頃ではアカデミー賞受賞俳優という肩書きを忘れたいかのように、ひたすらB級作品や大味なSF作品に出演しているニコラス・ケイジ。今回もなかなかの大味作品で子煩悩な父親役を熱演している。人類滅亡や地球崩壊などを語る作品の大概は、違った意味で期待を裏切らないような展開を順序通りに見せてくれるもの。今回もその方程式通りに物語は進行していく。50年前のタイムカプセルに納められていた数字の羅列が書かれたあるメモから、大規模な災害を示す数列が見つかる。そこからは良く言ってしまえばなんでもありのようなハイスピードの展開で物語が都合良く進んでいく。冒頭からホラー色があるかと思えば、中盤などにはミステリー要素も散りばめられている。そしてラストには宗教色満載のオチ?のようなものまで用意されているあたりは、もう笑ってしまうしかない。旧約聖書の予言などをやや強引に盛り込み、地球外生命体などまで引っ張り出してくるあたりはどうかと思う。欲張りすぎて何でも詰め込こんでしまったとしか例えられないのが痛い。派手なCGもふんだんに取り入れてはいるのだが、それだけでは到底満足感は得られるものではない。ニコラス・ケイジの髪型が普通だったこと以外は、特にめぼしいものはなかったように感じられる作品。

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ノーカントリー

2008 - 08/20 [Wed] - 16:12

「ノーカントリー」DVD鑑賞★★★
原題:No Country for Old Men
監督:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
製作:アメリカ、2007年
出演: トミー・リー・ジョーンズ、ハビエル・バルデム、ジョシュ・ブローリン、ウッディ・ハレルソン、ケリー・マクドナルド、他

ノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディションノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディション
(2008/08/08)
トミー・リー・ジョーンズハビエル・バルデム

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1980年代のテキサス。ベトナム帰還兵モスが荒野で大金を手に入れた。しかし逃亡を図る彼を、シガーという謎めいた殺し屋が執拗に追跡。やがて両者の攻防は、地元の保安官ベルを巻き込んでいく。【MovieWalker】

久々に苦手なコーエン兄弟の作品を観賞してみましたが、やはり苦手なものは苦手なのだと痛感してしまいました…。先の第80回アカデミー賞において、作品・監督・脚色・助演男優の4部門で受賞した犯罪ドラマを描いた「ノーカントリー」。1980年代のアメリカ・テキサスを舞台に、偶然に大量殺人のあった現場に遭遇してしまったモスが、そこから麻薬がらみのある200万ドルの大金を持ち去ってしまう。それをキッカケとして、組織の殺し屋であるシガーに追われてしまう。その両者を追う保安官であるベルとの三人三様の心情や緊迫感をダークな世界観で描いている。大金を持ち逃げした男、大金を取り戻そうとする殺人鬼、殺人者を追う保安官の三人が主な登場人物。単純な構図なのだが、そこから人間の様々な部分が見え隠れする。不条理な場面に直面するシーンなどは、特に緊迫感があり息苦しさすら感じてしまう。正義というモノ自体がなくなっている、現代のアメリカそのものを感じることもできる内容は、なんとも感慨深いものです。理不尽なまでに邪悪な存在として君臨するシガーは、髪型がオカッパ頭だが、高圧ボンベのスタンガンで、鍵穴や人間を何の迷いもなく殺していく。あまりにもシガーの存在観が強すぎて、呆気に取られてしまいました。しかしながら、一体どこまでの事を伝えたいのかが分かりにくく、個人的には理解に苦しむ作品でした。作品自体から漂うやるせない雰囲気同様に、なぜこの作品がアカデミー賞受賞しかのかという疑問だけが残り、やるせなくなってきました。疲れているときに、こういった作品を観賞するものではないですね。。。◆映画ランキング◆

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眠れる美女

2008 - 07/05 [Sat] - 21:17

「眠れる美女」DVD鑑賞★★
原題:HOUSE OF THE SLEEPING BEAUTIES
監督:ヴァディム・グロウナ
製作:ドイツ、2005年
出演:ヴァディム・グロウナ、アンゲラ・ビンクラー、マクシミリアン・シェル、ビロル・ユーネル、モナ・グラス、他
HOUSE OF THE SLEEPING BEAUTIES
孤独な老人エドモンドが、友人の薦めである秘密の館を訪れる。そこで彼は全裸でベッドに眠った少女との官能的な一夜を体験。その後も館を訪ねるエドモンドの脳裏には、若き日の思い出が甦っていく。【MovieWalker】

小学生の頃、訳も分からずに日本文学を読んでいたのだが、その頃と同じ気持ちをまた味わうとは思ってもいなかった…。日本初のノーベル文学賞作家である川端康成の晩年の傑作「眠れる美女」を、ドイツ人監督が映画化したもの。小学生の頃に、記憶が確かであれば川端康成の作品は何冊か読んだはずなのだが、今では全く当時の読んだ記憶が残っていないありさまです。原作とは少々違った角度から解釈したという感じは分かるのだが、やはり異国の文化なども織り交ぜられているために、何処かキリスト教的なシーンなども見受けられる。15年前に事故で妻と娘を失った主人公が、友人から秘密の館を紹介される。老境に達した男たちが通うその秘密の館では、何をされても眠り続ける裸体の若い娘と一夜を共にすることができるという夢のような場所。男という生き物は、年老いても性欲というものはなくならないものだと痛感させられる。ただし眠れる美女には、悪さや絶対に起こそうとしてはいけないという決まりがある。これはある意味拷問に近いものがある。目の前に美女が裸で眠っているのに、なにもできないというのは酷なことです。しかし主人公は、そんな美女との官能的な一夜を体験することにより、次第にその妖しい魅力に取りつかれていく。これは人間の性なのでしょうか?眠り続ける美女に語りかけながら、過ぎ去りし過去を振り返り、自分の人生の終幕を次第に考えていく様は儚い夢のようにも思える。生と死を照らし合わせ、官能の誘惑に溺れていく姿は滑稽でもある。しかし老いた男の往きつく先は、万国共通なのかもしれないとも思える。エロティシズム漂う映像は妖艶で美しいものがあるが、中盤以降は年寄りの小言を並べたような台詞が続くので、飽きてきてしまい眠くなる。原作の世界観に、新たなエッセンスを交えた部分は面白いが、どうも理解に苦しむ作品に思えて仕方がない。◆映画ランキング◆

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西の魔女が死んだ

2008 - 07/01 [Tue] - 18:16

「西の魔女が死んだ」★★★
監督:長崎俊一
製作:日本、2007年
出演:サチ・パーカー、高橋真悠、りょう、大森南朋、高橋克実、木村祐一、他
the witch of the west is dead
同名の名作児童文学を映画化したハートウォーミングな感動ドラマ。“西の魔女”と呼ばれる不思議なおばあちゃんと孫の少女が過ごす夏の日々を、美しい自然をバックに映し出す。【MovieWalker】

出演者の中で、りょうが一番魔女のように見えてしまったのはボクだけだろうか…?以前、仲良くしてもらっているブログ友達から紹介され、この作品にはとても思い入れがある。その梨木香歩原作の「西の魔女が死んだ」を映画化した作品。魔女である祖母と、孫とのひと夏の心温まるファンタジー。魔女であるおばあちゃん役は、あの大女優シャーリー・マクレーンの娘のサチ・パーカーが演じ、孫のマイ役は新人の高橋真悠が演じている。この子どこかで見た気がすると思っていたら、少し前に地元のテレビ番組に出演していた子でした。それが今ではスクリーンデビューですから凄いことです。物語は、登校拒否になった少女が、西の魔女の家で魔女修行することによって、傷ついた心を癒し少しずつ大人へと成長していく姿を描いている。祖母と触れ合うことによって、徐々に傷ついた幼い心をそっと包み込んでいくかのような、おばあちゃんの優しさがスクリーンから随所に伝わってくる。そんなおばあちゃんの優しさに包まれ心が変貌していく姿は、見ていてなんとも微笑ましい限りです。しかし前半のそんな大切な場面を、どうも雑に描写されているようにしか感じ取れない。悪く言ってしまえば、手抜きというか適当に撮ったとしか思えないような感覚に陥ってしまう。後半部分が特に良かっただけに、この前半部分がとても悔やまれる。出演者の中にも、これはちょっとミスキャストというか、必要性を感じられない人物も見受けられたのが残念でした。魔女修行とは、昔の人ならば誰でも当たり前のようにしていたことだと思う。現代は、様々な物が溢れかえり、時間に追われて過す日々。大自然の中でスローライフを楽しみ、何気ない日々の変化を見つけ穏やかに過し、何事も自分自身で決断する。出来そうだがなかなか出来ない当たり前の事を、おばあちゃんは優しく言葉で教えてくれる。おばあちゃんの言葉一つ一つが、本当は魔法だったのかもしれない。美しい風景が、おばあちゃんの言葉を更に後押して、心に自然と溶け込んでいく。ラストのおばあちゃんから孫へのメッセージは、分かってはいるが涙が止まらなくなってしまう。疲れた心と身体が癒される作品。原作に思い入れが強かっただけに、どうしても腑に落ちないものが残ってしまう…。◆映画ランキング◆

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プロフィール

ワールダー

Author:ワールダー
性別:男
年齢:1970年代後半
血液型:B型
好物:ビール、和食、刺身
趣味:映画鑑賞、音楽鑑賞、読書、ドライブ、ビリヤード、スノーボード

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