映画・DVDを、管理人の独断と偏見で辛口評価!たまに音楽・書籍評価もあります。

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デュプリシティ

2009 - 10/03 [Sat] - 20:14

「デュプリシティ」DVD鑑賞★★☆
原題:Duplicity
監督:トニー・ギルロイ
製作:アメリカ、2009年
出演:クライブ・オーウェン、ジュリア・ロバーツ、トム・ウィルキンソン、ポール・ジアマッティ、他

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(2009/09/18)
ジュリア・ロバーツクライブ・オーウェン

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業界トップシェアを誇るライバル会社の新製品開発情報を入手した新進企業のCEOディック。彼はその詳細をつかむため、元MI6のレイをスパイとして潜入させる。だが、先方も元CIAのクレアを雇っており、壮絶なスパイ合戦が繰り広げられる。【MovieWalker】

トイレタリー業界で起こる醜い企業戦争の内部を、産業スパイ達を通じて繰り広げていく諜報戦を描いていくクライム・エンターテインメント。なんだかジュリア・ロバーツの表情がとっても疲れているように見えて老けてしまった印象が強い…。元CIAと元MI6諜報員という普通ではないカップルの二人。嘘吐きは泥棒の始まりなる言葉があるが、スパイなのだからもはや泥棒以前の問題。しかもスパイ同士が付き合うとなると、その辺のカップル同士が嘘を付くレベルではなくなってしまう。何が本当で何が嘘なのかも分からなくなってしまい疑心暗鬼になってしまう。そこに時間軸が過去に戻ったり現在になったりと変化が激しいので、集中力がなくなってきてしまうと取り残されていってしまう。スパイというものの、二人のラブロマンスばかりが中心となっているので、やや飽きてしまう感じは否めない。この二人のロマンスが作品自体の好みを大きく左右してしまうのだが、個人的にはあまり好きにはなれずに序盤からあまり集中して観ることが出来なかった。それなりにどんでん返しも用意されてはいるが、一言でこの作品の感想を語ってしまうと、策士策に溺れるといった感じかもしれない。もう少しスパイらしい内容を期待していただけに拍子抜けしてしまった作品。

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ダウト 〜あるカトリック学校で〜

2009 - 08/24 [Mon] - 21:30

「ダウト 〜あるカトリック学校で〜」DVD鑑賞★★★★
原題:Doubt
監督:ジョン・パトリック・シャンリィ
製作:アメリカ、2008年
出演:メリル・ストリープ、フィリップ・シーモア・ホフマン、エイミー・アダムス、ビオラ・デイビス、他

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(2009/08/19)
メリル・ストリープフィリップ・シーモア・ホフマン

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1964年、NYのブロンクスにあるカトリック学校で、人望厚いフリン神父がある“罪”を犯しているのではないかという疑惑が浮上した。厳格な校長のシスター・アロイシスはフリンと対決し、真実を暴こうとする。【MovieWalker】

トニー賞と、ピューリッツアー賞を同時受賞した舞台劇を、原作者のジョン・パトリック・シャンレー自身が映画化したヒューマン・ドラマ。あるカトリック学校の間に芽生えていく疑惑を描き、メリル・ストリープ、フィリップ・シーモア・ホフマンという実力派俳優たちの熱演は見応え十分。人間の心の闇を見つめた内容は怖くもあり、不謹慎だがとても興味がそそられてしまう。舞台となるのは1964年のニューヨークのカトリック系教会学校。前年にケネディ大統領が暗殺され公民権運動の拡大などがあり、その反動はカトリック教会にも大きな変革の波となって押寄せていた。厳格な指導を信念に持つ校長のシスターと、生徒達に人気があり従来よりももっと開かれた教会を目指す神父の価値観の違いには深い溝のようなものが存在する。古いしきたりに固執しすぎるのもどかと思うのだが、新しいものばかりが良いという考えも問題がある。どちらが正しくてどちらが間違っているのかは分からないが、極端にどちらかに偏った考えというのは間違いなような気がする。そんな中で若くピュアなシスターが、神父と唯一の黒人生徒との間に確たる証拠もないままに性的関係があるのではないかと疑う。確信のないたった一つの疑惑から、校長であるシスターは疑惑を膨らませて異様な信念を持ち神父を排除しようと固執していく。ここからは校長であるメリル・ストリープと神父であるフィリップ・シーモア・ホフマンの演技バトル。密室での巧みな言葉を用いた演技合戦は観る者を魅了し、息つく暇を与えず緊張感を漂わせる。結末は意外な方向へと進んでいくのだが、疑惑が徐々に人間の心を蝕み侵食していく様子はおぞましい光景にしか感じられない。三人の聖職者がどこか世の中に重なって見えてくるのが興味深い作品。

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トランスフォーマー/リベンジ

2009 - 06/24 [Wed] - 13:53

「トランスフォーマー/リベンジ」★★★☆
原題:Transformers: Revenge of the Fallen
監督:マイケル・ベイ
製作:アメリカ、2009年
出演:シャイア・ラブーフ、ミーガン・フォックス、ジョン・ヴォイト、ジョン・タトゥーロ、ジョシュ・デュアメル、タイリース・ギブソン、レイン・ウィルソン、イザベル・ルーカス
tf_revenge
オートボットとの戦いに敗れた悪の一派、ディセプティコンが復活し、逆襲を開始。複数の建設車両が合体するデヴァステーターら、より凶悪な仲間を率いて侵略してきた彼らに、大学生になったサムとバンブルビーらが立ち向かう。【MovieWalker】

人類を守るオートボットとその宿敵であるディセプティコンとの戦いを描き大ヒットした「トランスフォーマー」の続編。悪の軍団が正義の味方に逆襲してくるところなどは「スターウォーズ」シリーズのようにも感じられるが、あまり中身で勝負するような作品ではないので、ひたすら迫力ある映像に酔いしれた者勝ちだと思う。前作はあまり期待せずに劇場に足を運び、子供の頃に観ていたアニメを思い出しながら実写化され迫力のある映像に驚かされた。今回はヒットしたおかげで制作費が倍増したようで、様々な部分でスケールアップしている。特に注目して欲しいのが、トランスフォーマーの合体シーン。単体でトランスフォームするシーンは前作でも描かれているのだが、今回は複数での合体シーンが描かれており、7体で合体するデバステイターのトランスフォームシーンは必見です。オートボットとディセプティコンのトランスフォーマー達の数も激増しており、個性のある面々も登場してくるのでお気に入りのトランスフォーマーを見つけるのも楽しいかもしれない。ただ、個々のトランスフォーマの描き方がやや雑になったように思え、名前やトランスフォームする姿があまり見られないのが残念でならない。登場数を増やしたツケなのかもしれないが、もう少し個々を大事にしていき描いていって欲しいと思う。効果音などの音楽使いは抜群で、2時間半の上映時間がノンストップであっという間に駆け抜けていく。シモンズの勝負パンツ姿や内容が薄いのは問題だが、この作品に関しては、何も考えずに迫力ある映像のみを楽しむのが一番だろう。

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ターミネーター4

2009 - 06/08 [Mon] - 16:41

「ターミネーター4」★★★☆
原題:Terminator Salvation
監督:マックG
製作:アメリカ、2009年
出演:クリスチャン・ベイル、サム・ワーシントン、アントン・イェルチン、ブライス・ダラス・ハワード、他
T4
2018年、軍事コンピューター、スカイネット率いる機械軍と人類の戦いは最後の時を迎えつつあった。レジスタンスのリーダー、ジョンは記憶喪失のマーカスという男と出会い、2人はスカイネットの活動の核心に迫ってゆく。【MovieWalker】

1985年に公開され爆発的な人気を起こしたターミネーター。シリーズ化もされて、スターの階段を駆け上がったアーノルド・シュワルツェネッガーは、今ではカリフォルニア州知事。そんな彼の代表作でもある旧3部作の続編。今回は「スカイネット」が起こした核戦争「審判の日」から10年後を舞台として、人間と機会との壮絶な最期の戦いを描いていく新3部作の第一弾。小学生の頃に1作目を観て興奮し、中学生の頃に観た2作目で絶頂を極め、3作目で…。期待と不安を抱きながら鑑賞しましたが、最新のCG技術の迫力に圧倒されてしまいました。今までは最悪のシナリオからでも修正可能な現代が存在していた。しかし今回の舞台は2018年。壊滅的ダメージを受け生き残った人類を率いて戦うのは、30代となったジョン・コナー。ジョンを今回演じるのは、バットマンなどでお馴染みのクリスチャン・ベイル。主人公なのですが、なぜか今回もバットマン同様にオイシイ所を全て、マーカス・ライト役のサム・ワーシントンに食われてしまったような印象を受ける。このマーカスという男は予告でどのような身体になっているか公開されていたので、驚きも特になくなんだか盛り上がりにイマイチ欠けてしまう。新型のターミネーター登場や、スカイネットの内部に侵入し秘密が徐々に明らかになっていくのだが、最終的にはご都合主義ともとれるような展開になっているのが残念。しかしファンが喜ぶような場面も用意し、CGではあるが若かりし頃のあの方の登場では興奮してしまいました。音楽や効果音などは健在だったが、ターミネーターといえば、しつこいほどに追いかけてくる恐怖感や緊張感が最大の見せ場のような気がするのだが、それがあまり感じられないのが物足りない。人物描写や脚本も弱いような気がする。内容よりも最新のCGや戦争映画として鑑賞すればそれなりには楽しめることだろう。

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天使と悪魔

2009 - 05/16 [Sat] - 21:10

「天使と悪魔」★★★☆
原題:Angels & Demons
監督:ロン・ハワード
製作:アメリカ、2009年
出演:トム・ハンクス、ユアン・マクレガー、アイェレット・ゾラー、ステラン・スカルスガルド、他
angel_demon
謎の秘密結社イルミナティの復活の証拠をつかんだラングドン教授。イルミナティが最大の敵とみなすカトリック教会の総本山たるバチカンに脅威が迫っていることを突き止めた彼は、バチカンを救うために現地へ向かう。【MovieWalker】

「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズ第二段となる「天使と悪魔」ですが、原作では今回の作品のほうが世に出たのが早かったのですが、映画化は第二段となっているので不思議な感じがしました。前作はダ・ヴィンチの名画に隠された様々な謎を解き明かしていったロバート・ラングドン。正直前作はあまりにも情報量が多く、原作を読んでいてもテンポについていくのがやっとという感覚でした。今回も謎解きはありますが、原作を未読でもそれなりにテンポについていくことが出来る内容となっている。しかし、制限時間というものがあるためか、なんだか24を遥かに上回るスピード展開となっており、一瞬で謎を解明していくラングドン教授に取り残されていくような感覚に陥ってしまう。ラングドン教授のあまりの行動力とスピードに、呆気に取られたまま上映時間が過ぎていくので、ある意味2時間以上があっという間に過ぎていき長く感じられない。ただ展開があまりにも速いせいか、肝心の宗教と科学との対立の部分の描写が弱いように思われる。ガリレオ・ガリレイを中心とした秘密結社イルナミナティとカトリック教会の現在まで語り継がれる出来事を、もっと丁寧に説明しつつ解明してしていって欲しかったというのが正直な感想。歴史サスペンスなので、ある程度の予備知識はあったほうが楽しめるが、ローマの街並みを堪能できるだけでも十分に楽しめる。それなりに緊張感や臨場感が溢れており、何重にも仕掛けられた謎を解明していくごとにスリルを味わえる。それでもタイムリミットが邪魔をしてしまい、目の前を一瞬で通り過ぎていってしまうような感覚になってしまうような作品。

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トウキョウソナタ

2009 - 05/09 [Sat] - 21:26

「トウキョウソナタ」DVD鑑賞★★★
監督:黒沢清
製作:日本、オランダ、香港、2008年
出演:香川照之、小泉今日子、小柳友、井之脇海、井川遥、津田寛治、児嶋一哉、役所広司、他

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(2009/04/24)
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東京のある町にマイホームを構える佐々木家。父親の竜平は、会社をリストラされた事を家族に切り出せないままでいた。そんな彼の2人の息子もそれぞれに秘密を抱えており、さらに妻の恵が強盗事件に巻き込まれてしまう。【MovieWalker】

第61回カンヌ映画祭、ある視点部門審査員賞受賞作品。東京で暮らすごく普通の家庭の崩壊から再生していく過程を描いていく人間ドラマ。このご時世では当たり前のような光景なのかもしれないが、ちょっと視点を変えて鑑賞してみると現代を映し出しているようで怖くなってしまう。家族のそれぞれが悩みを持っていることは不思議ではないのだが、それを誰にも相談せずに一人で抱え込んでしまうと碌なことにはならない。頭では分かっているが、なかなか悩みを誰かに相談するにも出来ないものなのかもしれない。特にこの不景気の時代に、各地でリストラされる方々も大勢いることだろう。派遣社員などからホームレス生活に陥ってしまう人々などをニュースで頻繁に見るようになった。主人公である父親もリストラにあい、なかなか家族に言えずにいる始末。朝普通にスーツで家を出て行き、昼間は公園で食事の配給にありつく様子は、なんだか観ていてとても切なくなってしまう。そんな歯車が徐々に皆狂い始める中、主婦役である小泉今日子の存在だけがどこか別世界のようにも感じられる。夫や息子たちが必死にはい上がろうとしている中、全く別の世界に居るかのようにしながら言葉では表現しずらい距離感を保ちながら生活している感じがする。しかし彼女もまた何かに向って生きているというのが表現されているのが素晴らしい。不安を抱えながら生き抜く姿を見せつけられ不協和音が生じてばかりだが、なぜかラストのピアノの音色に救われたような気がする作品。

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デス・レース

2009 - 05/06 [Wed] - 09:55

「デス・レース」DVD鑑賞★★★
原題:Death Race
監督:ポール・W・S・アンダーソン
製作:アメリカ、2008年
出演:ジェイソン・ステイサム、ジョアン・アレン、イアン・マクシェーン、タイリース・ギブソン、ナタリー・マルティネス、他

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(2009/04/24)
ジェイソン・ステイサムナタリー・マルティネス

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機関銃などで武装した改造車に乗り込んだ囚人たちが“優勝=釈放”を賭けて刑務所内のコースを激走するデス・レース。無実の罪で収容されたエイムズは伝説のレーサー、フランケンシュタインとしてレースに参加するはめに。【MovieWalker】

1975年に公開された「デス・レース2000年」を現代風にアレンジして製作されたリメイク作品。刑務所内で凶悪犯たちが武装マシンに乗って繰り広げる殺人レースことデス・レースは、男の子ならば興奮して観てしまう内容です。この作品を観賞中、ふと頭に浮んできたのがあるスーパーファミコンのゲーム。●リオたちが様々なアイテムを使いレース中に相手を妨害していく様子などは、ある意味リアル●リオカート!?あのゲームには夢中になりすぎて散々ハマってしまい、今でもゲームセンターなどでみかけるとついついプレイしてしまいます。そんなゲームで夢中になった世界が映画で実際に鑑賞できてしまうので、例えB級作品だろうが食い入るように観てしまいます。ポール・W・S・アンダーソンは我が道を往くような感じの監督ですし、主演がジェイソン・ステイサムですから、もう男汁がプンプンと漂ってきそうな勢いを感じられる。そんなB級映画のテイスト満載でありながらちゃんと痛快娯楽アクションの見所も用意されている。スピードと狂気が終始漂い続けていき、勝利か死しか存在しない極限状態の世界はスリルを倍増させていき、チュ−ンナップされたポルシェ、ジャガー、BMWなどの名車たちが更に壮絶なレースに興奮を与えていく。内容などは度外視して、ひたすらバイオレンス・アクションを追求した姿勢がたまらない作品。

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テキサス・バイオレンス

2009 - 04/17 [Fri] - 21:03

「テキサス・バイオレンス」DVD鑑賞★★
原題:RED RIDGE
監督:ダミアン・スキナー
製作:アメリカ、2006年
出演:スティーヴン・チェスター・プリンス、ルイス・ハーサム、ショーナ・マクリーン、ロバート・プレンティス、アマンダ・ウェレズ、ケン・ファーマー、クリフ・スティーヴンス、アンソニー・バートン、リシャ・ブロック、アーロン・ギャレット、他

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(2009/02/25)
スティーヴン・チェスター・プリンスルイス・ハーサム

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突然二人組の男に襲撃され恋人を殺されたドーンは拉致され、男たちのアジトに監禁されてしまう。ベッドにつながれ、足の指を折られ、ドーンは陵辱の限りを尽くされるが、彼女を追ってきた姉も男たちに捕まってしまう。

テキサス州レッド・リッジで実際に起こった、若く美しい女ばかりを狙った誘拐・レイプ監禁事件を完全映画化した作品。劇場未公開であるこの作品の内容は実話を基にして製作されており、実際にこういった悲惨な出来事がアメリカでは日常的に起きているのかと思うと、非常に胸が苦しくなってきてしまうとともに、人間の持つ残虐性に怯えてしまう。アメリカは治安が悪いというイメージが昔からあったが、約30分に一度は殺人事件が起きており、数分に一度は性的暴行事件などが起きている。こういった現実を数字で突きつけられてしまうと、言葉を失ってしまうしかありません。作中に次々と行われる生々しい性的描写や拷問。誘拐した女性達を性的奴隷として扱い、人身売買を行い商売としてしまう。用済みとなったらあとは殺させてしまうという末路は、あまりにもむごい死に方としか言い表せられない。こんな事が現実にあるのかと考えさせられている今現在も、もしかしたら何処かでこうした事件が起きているのかもしれない…。直視できないような痛々しいシーンが多く、やり切れない想いばかりがが残ってしまう。内容はとても重いのだが、作品自体は深夜で放送されてもいいような出来なのが残念。

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たみおのしあわせ

2009 - 02/26 [Thu] - 11:19

「たみおのしあわせ」DVD鑑賞★★☆
監督:岩松了
製作:日本、2007年
出演:オダギリジョー、麻生久美子、原田芳雄、大竹しのぶ、小林薫、忌野清志郎、石田えり、冨士眞奈美、他

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(2009/02/06)
オダギリ ジョー麻生久美子

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郊外の町で父親と暮らす民男は、見合い相手の瞳と結婚することに。ところがその頃、彼の身の周りでおかしな出来事が続発する。というのも、父の義理の弟が密かに民男の家の天井裏に住んでおり、彼の出現がさまざまな波紋を呼ぶことに。【MovieWalker】

オダギリジョー&麻生久美子の出演となれば、時効警察ファンとしては期待してしまいます。しかしこの作品の監督は熊本課長だった岩松了だということをすっかりと忘れていました…。今回のオダギリジョー演じる民男は、普段の彼とは全く違ったタイプの地味で女性との付き合いが苦手な青年。あまりにもギャップを感じてしまうのだが、妙に民男の姿がツボに入ってしまう。そんな何事に対しても成り行き任せの息子を心配し、見合いを勧め結婚させたいと思っている父親を原田芳雄が演じている。なかなか子離れができずに、周りに翻弄されてばかりいる親子の姿が面白い。ヒロインの瞳役には麻生久美子なので、息はピッタリと合っている。他にも随所で時効警察に出演している方や監督までもがちょっとだけ出演しているのでお見逃しなく。脇を固める役者たちの個性も強いのだが、根本的にこの作品は見る者を選んでしまうような気がする。民男が結婚へと進んでいく過程で笑いもたしかにあるのだが、どうも登場人物に対してあまり細かい説明などがないので疑問が多く残ってしまう。謎だけが残り、終始モヤモヤした気持ちのまま物語だけが進んでいき、ラストではとんでもない出来事が待ち受けている。正直観ていて理解が出来ずに悩んでしまいます。しかも名作のパロディ?と思わせるような場面もあるので、益々わからなくなってしまう。結局この作品は、何を伝えたかったのだろうと思ってしまう。

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チェンジリング

2009 - 02/21 [Sat] - 11:29

「チェンジリング」★★★★☆
原題:Changeling
監督:クリント・イーストウッド
製作:アメリカ、2008年
出演:アンジェリーナ・ジョリー、ガトリン・グリフィス、ジョン・マルコビッチ、コルム・フィオール、デボン・コンティ、ジェフリー・ドノバン、マイケル・ケリー、ジェイソン・バトラー・ハーナー、エイミー・ライアン、ジェフリー・ピアソン、エディ・オルダーソン、他
changeling
シングルマザー、クリスティンの息子ウォルターが突然失踪した。5か月後、警察がウォルターを発見するも、その少年はまったくの別人だった。そのことを信じてもらえないクリスティンは、思わぬ運命をたどっていく。【MovieWalker】

1928年にアメリカで起こった実話に基づき製作された「チェンジリング」は、我が子を取り戻そうと奮闘する母親の闘いを描いた作品。クリント・イーストウッド監督作品には今まで様々な女性が登場してきたが、今回アンジェリーナ・ジョリーが演じたクリスティン・コリンズという女性には、改めて母親の強さという部分を見せ付けられたような気がする。最愛の一人息子である9歳のウォルターが突然行方不明になり、その5ヶ月後に全く別人である見知らぬ少年を警察から押し付けられる。実の母親ならば、自分の息子であるかどうかなど一瞬で気付くもの。何度も自分の子供ではないと訴えるクリスティンに対して、警察は様々な理由をこじつけ、新聞記者たちに親子の記念写真を撮らせて、無理矢理に見知らぬ子を家へ連れ帰させてしまう。こんな馬鹿げたことがあっていいのか?通常では考えられないことが平然と公の場で行われる裏には、堕落しきった警察組織の保身をはかった数々の非道が存在した。知らない子供を押し付けられて混乱する中、身長が7センチも低いという決定的な確信を持ったクリスティンは警察に何度も直訴するのだが、行方不明の生活で変化したと反撃され、更には医師からストレスで身長が縮んだなどと、あらぬ事を言われてしまう。それでも警察に息子ではないと主張し続ける彼女を、警察は強制的に精神病棟に閉じ込めてしまう。そんな非道な仕打ちがあっていいのか?しかしこんなありえないような事が実際に当時行われていたという事を知り、心底腹が立ってきてしまう。クリスティンと腐敗しきった警察組織との戦いが始まり、そこから物語りは違った方向へと発展していくのだが、そこからまた物語の核心へと戻っていく。その過程において、脇役にまで行き届いた演出を体感する。母親の真実を求めて戦い抜く姿に感情移入するのだが、この母親の息子を想う揺るぎない心こそが、この作品が伝えたいことなのかもしれないと痛感する。アンジーの悲痛な叫びが、映画の余韻と共に深く心に響き渡る。

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プロフィール

ワールダー

Author:ワールダー
性別:男
年齢:30代前半
血液型:B型
好物:ビール、和食、刺身
趣味:映画鑑賞、音楽鑑賞、読書、ドライブ、ビリヤード、スノーボード

*TBは承認制とさせていただきます。尚、不適切な表現などにつきましては、削除させていただきますのでご了承ください。

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