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ゲットスマート
「ゲットスマート」★★★☆
原題:Get Smart
監督:ピーター・シーガル
製作:アメリカ、2008年
出演:スティーブ・カレル、アン・ハサウェイ、ドウェイン・ジョンソン、アラン・アーキン、テレンス・スタンプ、ジェームズ・カーン、マシ・オカ、ネイト・トレンス、ケン・ダビティアン、テリー・クルーズ、デビッド・コークナー、ダリープ・シン、ビル・マーレイ、他
犯罪組織“カオス”の仕業で、米国諜報組織“コントロール”のスパイの正体がすべて暴かれる事態が起き、晴れてスパイに昇格した分析官のスマート。ところが、美人だけど凶暴なエージェント99とコンビを組むはめに。【MovieWalker】
1960年代に放送されていた、「それ行けスマート」をリメイクし映画化した作品。オリジナルのテレビシリーズは、生まれる前に放送されていたために今回はじめてそのことを知りました。元ネタを知らないので比較は出来ないが、ある程度現代風にアレンジしつつ当時のネタも使っているようには窺える。スパイ・アクションのコメディならば好きなジャンルだが、微妙に笑いのツボが違っているようにも感じられる…。主演はスティーブ・カレル。彼の出演作である「40歳の童貞男」を以前観たのだが、その時も微妙な笑いの違いを感じていた。それでも、この真面目そうに見えてどこか抜けているようなボケの演技はそれなりに魅力を感じる。几帳面な正確で、自分自身を完璧な人間だと思い込んでいる辺りが笑いのツボなのだが、その期待を裏切らずにドジをしてしまい作戦で散々失敗するあたりが面白い。相棒エージェント役のアン・ハサウェイの存在も、彼の存在をより一層に引き立たせている。この二人が小道具の自慢をしたり、息が合っているのか合っていないのか分からないような微妙なかけ引き具合が不思議な世界観をかもし出しているようにも感じられる。カーチェイスや飛行機からのダイブなどの見せ場も多く登場するのだが、その全てがおふざけにに感じてしまうのが作風なのだろう。しかし生真面目な演技からの数々の笑いというものは、どこかオーバーすぎるように思えてならない。やはりお国柄の違いなのだろうが、この手のコメディは笑いのツボが違ってしまうと心から楽しむのが少々難しいと思う。アン・ハサウェイの60年代風ファッションは可愛いのだが、化粧がちょっと濃過ぎるかな?◆映画ランキング◆
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歓喜の歌
「歓喜の歌」DVD鑑賞★★★
監督:松岡錠司
製作:日本、2007年
出演:小林薫、安田成美、伊藤淳史、由紀さおり、浅田美代子、田中哲司、筒井道隆、塩見三省、他
![]() | 歓喜の歌 (2008/08/29) 小林薫伊藤淳史 商品詳細を見る |
落語家、立川志の輔の創作落語を映画化した人情喜劇。文化会館に勤める公務員と、2組のママさんコーラスグループとの騒動をユーモラスたっぷりに描いている。物語は年も押し迫った12月30日の朝の電話を受けたことから始まる。電話を受けた小林薫演じる飯塚主任というのが、典型的なダメ人間。そんな彼が大晦日の晩に行われるコンサートの予約を、間違えてWブッキングしたことにより騒動が起きてしまう。予約をした2組のコーラスグループの名前が紛らわしいほどに似ている。「みたまコーラスガールズ」と「みたまレディースコーラス」という2組のWブッキングを飯塚ははじめ、単なるおばさんたちのお遊び程度に考えていた。そんな楽観的な考えで対処したのが事の発端だとは皮肉なものです。優柔不断でいい加減、そんな無責任な上司ほどイラついたり呆れたりするものです。ボクも以前勤めていた会社では、そんなダメな上司の下で働き毎日ストレスばかりが溜まる日々を送っていました。そんなダメ主任を小林薫がムカツクくらいにいい演技をしている。そんな彼とは対照的に、コーラス・グループのリーダーを務める安田成美の天然ボケ?のような演技がうまくかみ合い、絶妙のバランスを取っているように感じられる。他にも多くの個性あるコーラス・グループの面子は見物。ただ全体を通して観てみると、どうも個性ばかり強いのが目立つだけでいまひとつ面白味に欠けているように感じられるのが勿体無い。無駄なエピソードや数々のツッコミ箇所の多くが気になって仕方がない。コンサートシーンはそれなりに見応えがあったが、どうも上手くまとまりのない作品といった印象を受けてしまいました。◆映画ランキング◆
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この道は母へとつづく
「この道は母へとつづく」DVD鑑賞★★★☆
原題:Italianetz
監督:アンドレイ・クラフチューク
製作:ロシア、2005年
出演:コーリャ・スピリドノフ、マリヤ・クズネツォーワ、ダーリヤ・レスニコーワ、ユーリイ・イツコーフ、ニコライ・レウトフ、他
辺境の孤児院で生活する6歳のワーニャが裕福な外国人に引き取られることになる。しかし、本当の母親が恋しくなったワーニャは孤児院を脱走し、追っ手から逃げながら危険な一人旅を続けていく。【MovieWalker】
この作品を簡単に説明してしまば、ロシア版「母をたずねて三千里」のような感じだろう。親を知らない孤児の6歳の純粋な少年が、孤児院を抜け出して本当の母親を探す苦難の道のりを描いている。第55回ベルリン国際映画祭少年映画部門でグランプリに輝いた作品。一途な想いを抱いた少年・ワーニャ君の愛と感動の物語は、なんとも心にストレートに響いてくる。6歳といえば、まだ小学校に入学する年齢です。そんな幼い子が孤児院にはたくさん居るということを作品を通じて見るだけで、胸が苦しくなってきてやるせない気持ちになる。大半が親の顔を知らずに捨てられ、ごくまれに里親へ養子に行くことができる。そのチャンスをワーニャ君も得るのですが、ある出来事をキッカケにして彼の心に本当の母親に会いたいと思う気持が溢れてくる。誰しもやはり本当の親が恋しいもの。しかもまだ6歳という年齢ならば尚更だと思う。そこから必死で字を覚え、年上のお姉さんの協力を得て孤児院を脱走する。しかし少年一人で知らない土地を目指すのは困難なことです。しかし、その土地土地の大人たちが彼に優しく接してあげ目的地まで導いてくれる。子供を守り優しくしてあげるということは、やはり万国共通のことなのだと改めて感じるシーンが多くありました。母親に会えるまでの道のりの中、本当に小さな身体には大きすぎる困難ばかりが立ちはだかりますが、結末が不幸にならないのがこの作品の一番良かった点だと感じます。これが全くの逆の結末ならば、おそらくレビューすら書く気にはなれなかっただろうと思う。この作品は実話を基に作られたそうです。金融破綻によって、街には多くのホームレス少年がいるロシアの現状。そういったロシアが抱えている経済状況や孤児院の貧しい現状などをリアルに描いているため、考えさせられる部分も多い。登場してくる子供達のほとんどが素人です。しかしその自然な姿からは考えられないような日常が、ロシアの地では起こっているということを思い知らされた作品。◆映画ランキング◆
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崖の上のポニョ
「崖の上のポニョ」★★★
監督:宮崎駿
製作:日本、2008年
出演:奈良柚莉愛、土井洋輝、山口智子、長嶋一茂、天海祐希、所ジョージ、柊瑠美、矢野顕子、吉行和子、奈良岡朋子、他
海辺の穏やかで小さな町の、崖の上に建つ一軒家で暮らす5歳の男の子・宗介。ある日彼は、海に棲むさかなの子ポニョと出会う。交流を深めていく彼らだが、やがてポニョは、宗介と一緒に生きたいと願うようになる。【MovieWalker】
ポーニョ、ポーニョ、ポニョ、さかなの子…。ついつい口ずさんでしまう主題歌ですが、前後左右を見渡してみると、ボクの周りはポニョのような可愛い女の子たちで埋めつくされていました。前作の「ハウルの動く城」以来4年振りとなる宮崎監督の新作は、アンデルセン原作の童話「人魚姫」をモチーフに製作された、母なる大地である海を壮大にイメージされたファンタジー。人間になりたいと願う金魚のようなさかなの子であるポニョと、海辺の崖の上に暮らす5歳の少年・宗介との心温まる友情と、ちょっとした冒険とを描いている。まずこの作品を観賞するには、自分の精神年齢を5歳児まで戻すことが必須条件となる。そうしなければ、大人の曇った色眼鏡でしか鑑賞できない。ある意味そこまでしなければ、ジブリというブランド力も薄れてきているように感じられる。今の世の中を肯定するには、幼い頃に戻らない限りは何も出来ないのか!?というメッセージすら伝わってくるのが辛い。何も疑いもせずに、ただ好きな人の側に居たいという純粋な気持ちが、ポニョのあどけない笑顔から感じられる。慈愛に満ちた世界観を優先しているように思え、ややストーリーに乏しい部分がるが、ポニョというポジティブ思考の存在に頬が緩んでしまう。今までの宮崎作品の代名詞ともいえる、背景や風景の素晴らしい表現力ではなく、全て手描きという作風が生命の生き生きとした今までとは違った新たな表現力を描き出している。「トトロ」のような完全なる子供向けとも違い、大人向けとまではいかない作品だが、夏休みの親子での観賞には十分楽しめる作品でしょう。◆映画ランキング◆
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クライマーズ・ハイ
「クライマーズ・ハイ」★★★☆
監督:原田眞人
製作:日本、2008年
出演:堤真一、堺雅人、小澤征悦、田口トモロヲ、堀部圭亮、マギー、尾野真千子、滝藤賢一、でんでん、矢島健一、皆川猿時、野波麻帆、西田尚美、遠藤憲一、中村育二、蛍雪次朗、高嶋政宏、山崎努、他
1985年8月12日、群馬県御巣鷹山でジャンボ旅客機墜落事故が発生。地元新聞社のデスクとして取材を指揮する悠木だが、そんな彼に販売部員で親友の安西が、クモ膜下出血で意識不明に陥ったとの知らせが飛び込む。【MovieWalker】
1985年8月12日、乗員乗客524名を乗せた日航機123便が墜落したというニュースは、小学生ながらにとても驚いた記憶が未だに残っている。当時まだ子供だったボクにとって、飛行機とは一瞬で大勢の人が死んでしまうとても怖い乗り物なんだと認識させられた。それほどまでにこの悲惨な事故は、幼い心にも深く刻まれたものだった。原作者である横山秀夫が、群馬の地方紙の社会部記者として実際に取材した自身の経験を基に描かれた小説「クライマーズ・ハイ」の映画化。過去にも佐藤浩市主演でドラマ化されたのだが、そちらの方は未見。普段我々一般人が知ることが出来ないであろう、架空の新聞社の壮絶な一週間を激しいカット割りで描写している。実力ある役者陣が個々に白熱したブンヤ魂を演じてはいるのだが、どうも無駄にカットが多すぎて、上手く人間描写ができていないような気がしてならない。出演者も多いのもネックだが、余計な演出や過去と現在の切り替わりにもあまり意味を感じられず、無駄に時間を使っているようにも思える。部署での古い上下関係での確執や自己顕示欲などは少々嫌悪感を感じてしまうのだが、なぜかそこから熱いブンヤ魂というものも強く感じずにはいられない。物語のスケールが大きく、役者の演技も光るものがあるだけに、それを上手くまとめられなかったのが残念でならない。それぞれの感情が幾度となく激しく交錯する人間ドラマを描こうとした社会派作品ですが、スクープ合戦や遺族とのやり取りなどを観ていると、どうも命の尊さというものに対しての描き方が納得いかずに怪訝に思えてならない。それなりに緊迫感は味わえる作品に仕上がってはいるが、山崎努の作りすぎるキャラが終始気になり邪魔で仕方がなかった…。◆映画ランキング◆
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奇跡のシンフォニー
「奇跡のシンフォニー」★★★☆
原題:August Rush
監督:カーステン・シェリダン
製作:アメリカ、2007年
出演:フレディ・ハイモア、ジョナサン・リース・マイヤーズ、ケリー・ラッセル、テレンス・ハワード、ロビン・ウィリアムス、他
生まれた時から両親と離れ離れで、施設で孤独に生きてきた11歳のエヴァン。ある日、施設を抜け出し、マンハッタンへやって来た彼は、ストリート・ミュージシャンたちと出会い、自身も楽器を演奏していくようになる。【MovieWalker】
予告を観るたびに泣いてしまっていたが、本編では不覚にも号泣してしまいました。ピュアな少年役をフレディ・ハイモア君に演じさせる時点で、もうこの作品は反則です。孤児の少年が、音楽に出会い、音楽を通じてまだ見ぬ両親を探すという、ファンタジー要素満載の作品。邦題に奇跡という言葉が使われているが、正しく奇跡以外の何物でもない内容ばかりが散りばめられている。孤児院で育った11歳のエヴァンは、不思議な音に誘われるかの如く、孤児院を抜け出してニューヨークへと辿り着く。生まれながらに音楽の才能が備わっており、様々なストリートミュージシャンたちに巡り会い、後に現代のモーツァルトと絶賛されるまでになる。凡人が神童を演じるのではなく、天才子役が天才を演じているのだから違和感なく鑑賞できる。音楽は音を楽しむと書きますが、本当に彼の屈託のない笑顔からは、音楽を思う存分楽しんでいるように感じられ、観ていてとても心地の良い空間を味わえる。そこにセンスのいい様々な音楽が流れ、ありえない奇跡的なストーリーにも関わらず、感情移入させられていき、自然と涙が溢れ出してきてしまう。まだ見ぬ両親に、会いたい想いを音にのせ願い続けるエヴァン。死産だと聞かされていた息子が生きていたことを知り、チェロに想いを込めて演奏する母親。出会った瞬間に惹かれ、離れ離れになってしまった女性に、一度は捨てたロックで再び会いたい願いを込めて歌う父親。3者が音に導かれていく光景は、胸と目頭を熱くしていく。不思議と音楽に酔いどれていってしまうのだが、その酔いから醒めた瞬間、内容に対して物足りなさが残ってしまう作品。ただ、音楽に関しては最高級の酔い心地を提供してくれた。◆映画ランキング◆
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隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS
「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」★☆
監督:樋口真嗣
製作:日本、2008年
出演:松本潤、長澤まさみ、阿部寛、椎名桔平、宮川大輔、甲本雅裕、高嶋政宏、國村隼、KREVA、黒瀬真奈美、生瀬勝久、古田新太、上川隆也、他
隣国の山名に攻められ、陥落寸前の秋月。ひょんなことから、山の民の武蔵と木こりの新八が、秋月復興の軍資金である紋章入りの金塊を発見する。大喜びする彼らの前に秋月の侍大将、真壁と姫君の雪姫が現われる。【MovieWalker】
台詞といい、主題歌といい、裏切り御免としつこすぎてウザイ。その中でも一番ウザイのが、台詞もないのに一人変な格好をしてチョロチョロと歩き回り、シーンを台無しにしてしまっている主題歌を歌っている方かもしれない…。1958年に製作された黒澤明監督の傑作活劇を、新解釈を加えてリメイクした作品。オリジナル版を律儀に再現した森田芳光監督の「椿三十郎」にしても、新たな解釈を加えた今作にしても、黒澤作品をリメイクしたならば、絶対に文句の一つや二つは言いたくもなる。それ以前に、なぜ今リメイクしなければいけないのか?全くもって理解出来ないものです。そもそもこの作品は、アイドル映画として鑑賞すべき作品のような気がしてならない。実際に鑑賞していた10代の女性などは、松潤を見て黄色い声援をあげていたことだし…。それ以上の世代にしてみたら、ある二つの作品のパクリと思えてくるのかもしれない。スターウォーズとカリオストロの城を彷彿とさせるシーンが、いくつか見受けられる。例えその作品に対してのオマージュだったとしても、もう少し違った見せ方というものも出来たのではないだろうか?時代背景もよく見えてこなく、それぞれの灰汁の強いキャラが目立ちかみ合っておらず、テンポを悪くしていっているように思える。それに加えて、高貴な姫様と山の民の身分の違う二人の恋を描いているので、ため息が出てくるばかりです。変に人間関係を描こうとしている為に、他の見せ場が全体的に弱弱しく見える。そんな中、ダース・ベイダーのようないでたちの椎名桔平が、一番のハマリ役だったように思える。主題歌もここまで作風に合っていないと、もう笑うしかない。わざわざ劇場で鑑賞するような作品でもなく、松本潤、長澤まさみのファン以外はDVDでも見なくてもいい作品。こういうリメイク作品に制作費を投じるのならば、新しい何かを生み出して欲しいと思う。◆映画ランキング◆
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紀元前1万年
「紀元前1万年」★★
原題:10,000 B.C.
監督:ローランド・エメリッヒ
製作:アメリカ、ニュージーランド、2007年
出演:スティーブン・ストレイト、カミーラ・ベル、オマー・シャリフ、クリフ・カーティス、他
紀元前1万年の世界に生きる、狩猟部族の青年。そんな彼が思いを寄せている女性が、悪辣な王に囚われてしまう。彼女を助け出そうと決意した青年は、マンモスの大群やサーベルタイガーが闊歩する大地へと旅立つ。【MovieWalker】
この映画は、いったい何を言いたいのかがよく分からない…。紀元前1万年の世界を舞台に、愛する女性を取り戻すため、旅を続ける主人公の若者、デレーの姿を描く壮大なアドベンチャー。人類初の勇者などと言ってはいるが、所詮はただのヘタレ小僧の大冒険といったほうが話ははやいような気がする。そもそも、紀元前1万年などという大昔の世界などといわれても、まったくイメージが湧いてはこないもの。昔、教科書で見たような僅かな記憶しかボクには残っていない。そんなよくわからない世界を舞台にして、ヘタレ青年デレーの成長を描き、愛する女性を助け出し大人の男になっていく姿を、余計なシーンを数多く織り交ぜながら描いている。マンモスの大群、サーベルタイガー、ジュラシック・パークなどに出てきそうな怪鳥、ピラミッドのような巨大な建造物などのCGは、それなりに大画面だと見応えはあるのだが、その他の部分に関しては粗がとても目立ってしまう。始めから終わりまで、本当にツッコミ所満載です。そういう細かい部分を気にしないで見たら、それなりに楽しめるのかもしれないが、一度気になりはじめたらもうおしまいです。こんな子供騙しのような作品を観賞した後は、疲れが一気に襲ってきてしまいます。監督のエゴをむき出しにした茶番に耐えられなければ、この作品を見る価値はないようにも感じられます。マンモス、サーベルタイガー、怪鳥、ピラミッドをただ撮りたかっただけという印象の強い作品。わざわざ劇場で鑑賞するレベルではなく、予告編だけで十分なように感じられる。◆映画ランキング◆
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クローバーフィールド/HAKAISHA
「クローバーフィールド/HAKAISHA」★★☆
原題:CLOVERFIELD
監督:マット・リーヴス
製作:アメリカ、2007年
出演:マイケル・スタール=デヴィッド、マイク・ヴォーゲル、オデット・ユーストマン、リジー・キャプラン、ジェシカ・ルーカス、T・J・ミラー、他
友人の送別会パーティを行っていた若者グループは、臨時ニュースでNYに危機が訪れていることを知る。ビルの外に出た彼らが見たものは、正体不明の巨大モンスターの襲撃によりパニックに陥っている人々の姿だった。【MovieWalker】
J・J・エイブラムスによる徹底した秘密主義の下、映画史上初めてタイトルも隠した映画として、全世界で話題が集中したのが、「クローバーフィールド/HAKAISHA」です。SFパニック・アクション作品ということは分かっていたが、気になっていた作品なだけに、実際にこの目で確かめたく劇場に足を運んだが、どうやら無駄足のようでした・・・。巨大都市ニューヨークを舞台に、未知の何者かが大規模な破壊を繰り広げる内容となっている。チラシをご覧になれば分かるように、自由の女神像の頭部が破壊されている。その頭部が、突然目の前に落下してくるのは衝撃的。しかし、もっと衝撃的だったのは、この作品の中身の無さです。これには正直、呆然とし、呆れてしまうしかなかった。公開されるまでこれほどまでに秘密にされてきた内容が、いざ蓋を開けてみたら何も無かったのでは、もうお話になりません。未知の巨大生物が、街中を破壊しつくして人々がパニックに陥り、軍隊の攻撃も実際にはその未知の巨大生物に効果があったのかも不明。そんな中、バカな主人公が、愛しい女性を無謀にも助けにいこうとして、なぜか仲間もそんなバカな主人公に付いて行き、命を落としてしまうというお粗末な経緯。これはネタバレがどうのこうのというレベルではなく、内容など幼稚過ぎて説明不能といった方が話は手っ取り早い。それではレビューの意味がないが、気になる方は劇場で鑑賞すれば意味がきっとわかることだろう。5月22日に起こった12時間の出来事を、全てハンディ・カメラによるドキュメンタリー映像で映し出されるために、人によってはそれがダイレクトに迫力が伝わってきて、90分に満たない上映時間が更に緊張感を高める。しかし、あまりにも手ブレが酷いために、ボクは最初から最後まで気持ち悪くて吐きそうでした。個人的には、こんなに気分が悪くなり、中身の無い作品は大嫌いです。しかし、この作品は意見が真っ二つに分かれるであろう作品だと思う。こんなに忍耐力がいり、疲れて気持ち悪くなる作品は二度とご免だ。。。◆映画ランキング◆
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恋とスフレと娘とわたし
「恋とスフレと娘とわたし」DVD鑑賞★★☆
原題:BECAUSE I SAID SO
監督:マイケル・レーマン
製作:アメリカ、2007年
出演:ダイアン・キートン、マンディ・ムーア、ガブリエル・マクト、トム・エベレット・スコット、他
3人の娘を育てたパティシエ、ダフネの悩みは、末娘ミリーの男運のなさ。こっそりネット広告を使ってミリーの理想の恋人を捜すダフネだったが、ミリーは2人の男性との三角関係に陥ってしまう。【MovieWalker】
若くして夫と死別し、3人の娘を育て上げた母親が、男運のない末娘の身を案じて結婚相手探しに奔走するロマンチック・コメディ。良くも悪くも、子離れ、親離れがなかなか出来ない人たちが結構多いものですよね…?子供のことを心配し、何かと世話をしてしまうのは親ならば当たり前のことかもしれない。しかし、ある程度子供が成長したならば、適度な距離を置きつつ接することも必要だろう。しかし近年、子供に対して異常なまでの愛情を注ぎこむ親を多く見かけるのはボクだけだろうか?この作品に登場している母親も、末娘を心配するあまりに、個人広告を出し結婚相手を募集してしまう有り様。自分の結婚相手くらい、自分で探すのが普通だと思っているボクとしては、そんな事までされたら正直迷惑でしかありません。いい年していつまでも独身でいるボクが言えたことではないのかもしれませんが、ありがた迷惑としか思えてなりません。逆に親からしてみれば、親の心子知らずと思っているのかもしれませんが、子供からしてみれば、小さな親切大きなお世話と思ってしまう気持ちも分からなくはない。 お互いの立場や気持ちも尊重しつつ、うまく付き合っていければ問題はないのですが、こういった親子間の問題というものは、なかなか一筋縄では行かないものですよね。そういった事を面白可笑しく描いているのは結構だが、どうも品格に欠け過ぎており観ていられない。お国柄が出ていると言ってしまえばそれまでのお話だが、個人的にはイライラしながら鑑賞させられた作品です。◆映画ランキング◆
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